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 ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは、先週アブダビでF1ドライバーたちがセバスチャン・ベッテルを祝うためにレストランに集まった際に、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が払ったという14万ドル(約1900万円)の勘定に関する噂の事実関係を明らかにした。

 F1ドライバーたちは、ヤス・マリーナ・サーキットでのシーズン最終戦を控えた木曜日の夜に、ベッテルのために集まった。しかしながらその翌日に、あるツイッターの投稿が急速に広まった。ドライバーたちがアブダビのどこで食事をしたかということだけでなく、巨額の食事代14万ドル(約1900万円)を誰が払ったかが明らかにされており、20人のドライバーの集合写真が添付されていた。

 アルボンは、寛大にもハミルトンが勘定を支払ったことを認めたが、アブダビで有名なソルトベイが経営する高級レストラン『Nrsr-Et』で、ハミルトンの贅沢な振る舞いによってみんながワインと食事を楽しんだという噂については一蹴した。

「なんてくだらないことだらけなんだ」とアルボンは最新の『F1 Nation』ポッドキャストで語った。

「あのソルトベイからの勘定書きを見たけれど、僕たちはそこで食事さえしていないよ。僕たちは『Hakkasan』というところで食事をしたんだ」

「僕たちは普通の人間だ。キャビアが皿に乗っていて、金のスプーンが添えられているなんて期待していない」

「セットメニューがあったんだ。多くのドライバーが、それぞれの必要栄養量を満たさなければならなかったし、もちろんルイスはビーガンだし、そういうことがあった」

「ルイスは親切にも支払いをしてくれたよ。彼は幹事も務めてくれた。素晴らしい好意だ。だから勘定がいくらだったかは彼が知っているよ」

 アルボンは、その特別な夜は温かい仲間意識と一体感のある雰囲気に包まれており、しばしばいたずらっぽい笑いで彩られていたと語った。しかし、グループの間には、その夜に何が話され、何が行われたかを公表しないという明確な理解が共有されているという。

「正直なところ、ディナーは本当に特別なものだった。とても楽しかった。僕も含めて、ドライバーみんながしょっちゅう微笑んだり笑ったりしていたから、頬が痛くなったと思うよ。とても素晴らしかった」

「誰が何をしたか話したら僕は困ったことになると思う。それがディナー自体の厳格なポリシーだったんだ。何が起きたかは話せないよ。でも本当に素晴らしい話があったんだ」