大分県のオートポリスで開催されている2022スーパーGT第7戦。10月1日の午後に行われたGT500クラス公式予選を終え、チームに5年ぶりのポールポジションをもたらしたリアライズコーポレーション ADVAN Zの平手晃平と佐々木大樹が予選を振り返り、明日の決勝レースへの展望を語った。
平手晃平
Q1担当／ベストタイム：1分32秒208
「すごく嬉しいです。これまでヨコハマタイヤさんはポールポジションを獲ってきましたけど、ずっと19号車（WedsSport ADVAN GR Supra）に我々はやられていました。僕がQ2を担当した予選でも一列目はありますが、ずっとポールポジションを獲ることができずに悔しい気持ちのなかにいました。ですが、今日は大樹がこういったかたちで周りのライバルたちを全員やっつけて、素晴らしいポールポジションを獲ってくれたことがすごく嬉しいです」
「この結果を成し得るためにヨコハマタイヤさんが素晴らしいタイヤを今回用意してくれました。クルマとのマッチングも本当に良いです。正直ここまで戦えるかというのは、レースウイークに入る前にチームとミーティングも行いましたが、あまり自信がない部分でもありました。ですが、今年はオフシーズンからクルマとタイヤの開発を一生懸命やってきて、我々としてはかなりステップを踏んできていたので、自信がある部分も存在するという、半信半疑でレースウイークに入りました」
「今日の走り始めからかなり手応えを感じていましたが、まさかQ2でポールポジションまでいけるとは思っていなかったので、本当に大樹のアタックが素晴らしく、今はすごく嬉しい気持ちでいっぱいです。本当にいい位置から決勝はスタートできるので、明日は自分たちの持てる力を100％差し切り、なんとか表彰台の頂点を獲りたいと思います。明日はチーム一丸となって、この九州で良い結果を残し、チームに久々の優勝をもたらすことができるように精一杯頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします！」
佐々木大樹
Q2担当／ベストタイム：1分31秒679
「僕はおそらくスーパーGTに参戦を初めて9年目になりますが、今日初めてポールポジションを獲ることができました。今までポールポジションを獲ることができそうなときも、なかなか噛み合わなくてポールポジションを獲れないことが続いていました。ですが、今日やっと30歳になりポールポジションを獲ることができ、遅かったけれどすごく嬉しく思っています」
「今回は平手選手がQ1を担当してくれました。正直、平手選手は結構不運もあったりして、あまり（アタックの）タイミングが良くなかったり、おそらくかなりのプレッシャーがかかっていたと思いますが、本当にすごく良いアタックをしてくれました。僕は平手選手をすごく信頼しています。そういった意味で、チームにとってタイミングが悪かったりする部分が今回はしっかりと噛み合ったので、本当に良い予選だったと思います」
「公式練習が赤旗で終了してしまい、自分はアタックすることができませんでしたが、平手選手からの『こうやったらイケるよ！』というアドバイスを信じ、予選では無我夢中で走りました。僕はがむしゃらに走るタイプではなく、結構頭を使って走るタイプなのですが、今日は本当にアタックの1周を覚えていません。本当にすごく集中しながら良いアタックができたんだと思います。本当にチームやヨコハマタイヤさんのおかげで獲ることのできたポールポジションです。今日は素直に喜びたいです」
「集中してアタックすることのできた理由は、僕は結構Q1を担当することが多く、Q2を担当することは少ないのですが、昨年のもてぎ（第7戦）でも2番手だったりと、少し足りない部分がありました。そういった意味では、今日は『失敗してもいいから攻めきろう』という気持ちで、100％に近い走りをしようと予選に挑みました。今までももちろん攻めてはいますけど、綺麗に完璧にミスしないように走っていました。ですが、今日はミスってもいいからとにかく攻めようという気持ちが一番強かった予選だったと思います」
「明日の決勝は気温が高くなると思いますし、自分たちは本当にポールポジションという一番有利な場所からスタートできるので、自分たちのチームのベストを尽くして頑張りたいです。平手選手とチームと一緒に優勝できるように一生懸命走りたいと思いますので、九州のみなさん、テレビで見てくださっているみなさん、応援よろしくお願いいたします」
