11月1日、FIA F2とFIA F3は2023年シーズンの開催スケジュールを発表した。両カテゴリーともにオーストラリア・メルボルンのアルバートパーク・サーキットでの初開催が決定。FIA F2は全14戦、FIA F3は1戦増加の全10戦が開催され、全戦がF1の併催イベントとなる。
7シーズン目を迎えるFIA F2は、2022年と同じく全14戦の開催となるが、F1フランスGPの併催として開催されたル・キャステレ(ポール・リカール・サーキット)での開催がなくなり、代わりに第3戦としてメルボルンがカレンダーに加わった。
一方、5シーズン目を迎えるFIA F3は1大会増加の全10戦に。FIA F2同様に初のメルボルン開催が行われることに加え、第4戦にモナコ・モンテカルロが新たに追加された。GP3時代には開催があったモナコだが、FIA F3としては初開催となる。
今回発表されたカレンダーについて、両選手権のCEOを務めるブルーノ・ミシェルはFIA. F2、FIA F3の公式サイトで以下のように述べた。
「2023年のカレンダーを発表できることを非常にうれしく思う。2023年のFIA F2カレンダーは、2022年は全14戦28レースとこれまで以上にアクションを楽しめたので、来季もこれを維持したいと考えた」
「幸い、グランプリウイークのプログラムにFIA F2を加えたいと考えているサーキットはたくさんあるが、我々は常にレース数増加に伴うコスト増加を懸念している。そこで、2023年シーズンも大会数を14戦に制限することを決定した。今後もチームの予算が適切なレベルに保たれるよう、今後も支援を続けていく」
「初開催となるメルボルンはチームやドライバー、またFIA F2を見る人、楽しむ人にとって素晴らしいサーキットだ。私たちのマシンがあのストリートでバトルするのを見るのは、とても面白いに違いない」
「そして、2023年のFIA F3は2022年よりも1戦多い10戦となる。3つの大陸で開催され、これまでのどのシーズンよりも多いレース数となる予定だ。レース数は増加するが、我々はチームの予算に特別な注意を払っており、一部輸送費を負担するなどを通じ、チームの予算が高騰しないように支援を続ける」
■FIA F2 2023年カレンダー(2022年11月1日発表)
Round | 日程 | 開催地 |
---|---|---|
1 | 3月3〜5日 | サクヒール(バーレーン) |
2 | 3月17~19日 | ジェッダ(サウジアラビア) |
3 | 3月31~4月2日 | メルボルン(オーストラリア) |
4 | 4月28~30日 | バクー(アゼルバイジャン) |
5 | 5月19~21日 | イモラ(イタリア) |
6 | 5月25~28日 | モンテカルロ(モナコ) |
7 | 6月2~4日 | バルセロナ(スペイン) |
8 | 6月30~7月2日 | レッドブル・リンク(オーストリア) |
9 | 7月7~9日 | シルバーストン(イギリス) |
10 | 7月21日〜23日 | ハンガロリンク(ハンガリー) |
11 | 7月28~30日 | スパ・フランコルシャン(ベルギー) |
12 | 8月25~27日 | ザントフォールト(オランダ) |
13 | 9月1~3日 | モンツァ(イタリア) |
14 | 11月24~26日 | ヤス・マリーナ(アブダビ/アラブ首長国連邦) |
■FIA F3 2023年カレンダー(2022年11月1日発表)
Round | 日程 | 開催地 |
---|---|---|
1 | 3月3~5日 | サクヒール(バーレーン) |
2 | 3月31~4月2日 | メルボルン(オーストラリア) |
3 | 5月19~21日 | イモラ(イタリア) |
4 | 5月25~28日 | モンテカルロ(モナコ) |
5 | 6月2~4日 | バルセロナ(スペイン) |
6 | 6月30~7月2日 | レッドブル・リンク(オーストリア) |
7 | 7月7~9日 | シルバーストン(イギリス) |
8 | 7月21日〜23日 | ハンガロリンク(ハンガリー) |
9 | 7月28~30日 | スパ・フランコルシャン(ベルギー) |
10 | 9月1~3日 | モンツァ(イタリア) |