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 11月4~6日にスペインのリカルド・トルモ・サーキットで開催される2022年MotoGP第20戦バレンシアGPを前に、Moto2のチャンピオン争いをしているアウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)と小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)がプレスカンファレンスに登場して意気込みを語った。

 Moto2クラスのタイトル争いは2名に絞られ、251.5ポイントのフェルナンデス、9.5ポイント差で242ポイントの小椋のどちらかが今週末に王者に輝く。

Moto2:アウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)/MotoGP第20戦バレンシアGP
Moto2:アウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)/MotoGP第20戦バレンシアGP

■アウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)
「自分自身に集中し、できるだけ落ち着かなければいけない。もちろん、週末のスタートが楽しみだし、できるだけシンプルに過ごしたい。タイトルを獲得するというメインのことを忘れたい。いつもの週末を過ごして、金曜日からバイク、トラック、セットアップ、全てを築き上げて行きたい。でも、日曜日は勝利を目指して戦いたい。それが一番大事なことだ」

 マレーシアGPでの小椋の転倒は「正直驚いたよ。自分のレースにフラストレーションがたまり、リヤタイヤに問題があり、最後に彼と戦うことができなかったからね。そしてとても厳しいレースだったよ。彼が地面にいるのを見て大きな驚きだった。オーストラリアでは僕がミスをして、マレーシアでは彼がミスをしたけど、今はバレンシアに集中している」

「アキ・アジョは常にシンプルにやるように言ってくれるから、ウイークの前に話すことは特にない。すでに言ったように、いつもの週末にする。レース前に少し話す必要がある場合は話をするけど、週末に入り、通常の仕事に取り組もうと思っている」

Moto2:小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)/MotoGP第20戦バレンシアGP
Moto2:小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)/MotoGP第20戦バレンシアGP

■小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)
「マレーシアGPについてはもう十分に考えたから、話すことはあまりありません。でも、バイクのフィーリングを感じて、全力を尽くしたけど、最後にミスを犯してしまいました。僕にとってはあの週末はとても満足しているから、ネガティブに捉えることはありません。転倒は悪かったけど、全体的にはバイクのフィーリングが良かったし、これが一番大切です。これがライダーとして最も重要なことだから、今週末のスタートが本当に楽しみです」

「このトラックがあまり得意でないから、いつもバレンシアGPの前はかなりナーバスになってしまいます。理由は分からないけど、今回は良い感じでリラックスしているから、上手くやれることを願っています」

「(昨年はバレンシアGPを欠場して、経験値では不利になるが)このサーキットはジュニアGP時代から知っていて、過去に何度もレースをしていて、冬にはテストをしたこともあるので大丈夫です」

 現役時代は中量級でタイトルを獲得している青山博一監督については「いつも、アドバイスをたくさんくれて助けてくれますが、それぞれ状況と性格が違います。彼の場合は彼の場合であり、僕の場合は僕であり、結局は自分のことだから、自分にできることに集中して、それをやるだけです」