アルファタウリのピエール・ガスリーは、そのキャリアを通してホンダと深い関わりを持っているだけに、2019年以来となるF1日本GPをとても楽しみにしている。
ガスリーは、日本GPの前戦シンガポールGPでは予選7番手と好位置を確保しながら、決勝では10位にとどまり、チャンスを最大限に生かせなかったことを非常に悔いている。
「シンガポールでは、特にコンストラクターズ選手権の面で多くのポイントを獲得するチャンスを逃してしまった。自分たちが週末をどのように戦ったかをよく見直してみる必要がある」
「金曜日のドライコンディションでは競争力がそれほどあるようには見えなかったが、予選は楽しめたし、レースでチャンスにつなげるための準備ができた。レースではアストンマーティン勢の前という好ポジションで走行し、チャンスを最大限に生かせるかに思えた。でもスリックタイヤに交換するためのピットストップのタイミングが早すぎた。そしてその後、ポジションを挽回することができなかったんだ」
「今週末の日本GPから最終戦までの間に、好結果を出せる可能性はあるから、もっと良い仕事をする必要がある」
ガスリーは、F1シーズンフル参戦の初年度2018年からホンダのパワーユニットを搭載するマシンで走ってきた。2017年にはスーパーフォーミュラにTEAM無限から参戦しており、ホンダにも日本にも強い愛着を持っている。
「日本に行けるのはとてもうれしい。この2年、開催されなかったからね」
「鈴鹿は信じられないほど素晴らしいコースだ。特に高速コーナーを備えた第1セクターが素晴らしい。間違いなく僕のお気に入りのトップ3に入るサーキットだよ」
「それにホンダのドライバーとして、日本のファンの前でレースができることに、いつも特別な気持ちになる。僕は、ホンダF1第4期(のレッドブル・グループとの時代)の最初から関わっていた。それ以前には彼らと共にスーパーフォーミュラで1シーズンを戦ったんだ」
「日本からは多くのサポートを得ている。この2年、日本でレースをできなかったことは本当に残念だった。僕は特に日本の文化を気に入っている。東京も食べ物も大好きだ。この話題については、(角田)裕毅がエキスパートだけどね!」
「日本では居心地のよさを感じるし、ファンからの応援が士気を高めてくれる。だから日本でまたレースをすることをとてもうれしく思っている。前回は2019年のことになるけれど、素晴らしい週末を過ごした。予選では9番手で、レースは7位でフィニッシュしたんだ。今回、何ができるか見てみよう」