ウエットコンディションの2022年F1日本GP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはポール・トゥ・ウインを成し遂げ、2022年ドライバーズタイトルを確定させた。
日本GPを前にした段階でランキング2位だったシャルル・ルクレール(フェラーリ)は、2位でフィニッシュ。しかし後に最終シケインをショートカットしたことでタイムペナルティを受けて3位に降格された。レースが雨で28周に短縮されたため、ポイントが減算されてタイトル決定は持ち越しになるとの説もあり、レース後に混乱が生じた。フェルスタッペンは表彰式直前まで「僕はチャンピオンじゃないの? チャンピオンなの?」と尋ねていた。
しかしポイント減算の規則に「レースが中断され、再開できなかった場合」と記されていることから、FIAはフルポイントを付与。フェルスタッペンの2度目のタイトル獲得が決定した。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=1位
1番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→ウエット→インターミディエイト
なんてクレイジーなんだ! 日本で勝つのは特別な気分だ。本当に誇らしいよ。
ラインを超えた瞬間には自分がワールドチャンピオンなのだとは分からなかった。(ポイントシステムについて)すごく混乱していたからね。なんだかすごく面白い状況だったよね。
最初のタイトル獲得の時には、とても感情的になったけれど、今回はそれとは全く違う気分だった。こういうシーズンを送ってきたことで、より素晴らしい気持ちになったんだ。信じられないようなチームワークの下で、プッシュし続け、信じ続け、マシンの改善を進めてきた。チームとしてのミスはとても少なかった。どんな場合でも完璧ということはあり得ないけれど、ほとんどのレースで、僕たちは完璧に近いレースをした。
ホンダと一緒に働くのは素晴らしいことだ。サーキットに来ているチームスタッフ、ファクトリーで働くスタッフ、レッドブル・パワートレインズ部門に貢献してくれているすべての人たちに、心から感謝する。全員が大きなモチベーションを持って全力を尽くした。そしてチェコ(セルジオ・ペレス)は素晴らしいチームメイトだよ。
今はコンストラクターズ選手権獲得に完全に集中していく。オースティンで何ができるか見ていこう。