2022 JAPANESE GRAND PRIX SUNDAY
モータースポーツディレクター マリオ・イゾラのコメント
「マックス・フェルスタッペンの2度目のドライバーズタイトル獲得を祝福します」
「ウエットコンディション下、視界の悪化によりレースの再開が遅れ、今年の日本グランプリは40分間のスプリントレースとなりました。コンディションがすべてのドライバーの戦略に影響を及ぼしました」
「セーフティカー先導の再スタート時、全ドライバーはレギュレーションによってフルウエットタイヤを装着する義務がありました。しかし、再スタート後間もなく、インターミディエイトがコンディションに最適であることが明らかになりました。インターミディエイトは、変化するコンディションの下、素晴らしいペースで強力な性能を発揮しました」
「フロントタイヤをケアすることが必須の状況のなか、ドライバーたちは、レース終盤に多くの周回を重ねたインターミディエイトをマネージするスキルを示しました」
「素晴らしい日本のファンに心から感謝しています。チャレンジングな天候にも関わらず、静かに待ち続け、F1への情熱とコミットメントを示してくれたファンに、長い中断の後、アクション満載のスプリントレースをお見せすることができました。日本のファンは、我々から愛され、支持される存在です」
TYRE TALES:HOW THE RACE WAS WON
ドライコンディションで行われた予選でポールポジションを獲得したレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、Cinturatoブルー・フルウエットを装着した再スタートでもトップを堅持しました。再スタートから数周後、フェルスタッペンは、Cinturatoグリーン・インターミディエイトへ交換しました。同じタイミングで2位を走行していたフェラーリのシャルル・ルクレールもピットストップを行いましたが、フェルスタッペンがリードを守ってコースに戻りました。その後、フィニッシュまで、フェルスタッペンはインターミディエイトで走行しました。
BEST OF THE REST:THE ALTERNATIVE STRATEGY
ウエットコンディション下、セーフティカー先導の再スタートによるスプリントレースでは、戦略の幅は限定されていました。しかし、大半のドライバーがインターミディエイトへ交換するなか、フルウエットでステイアウトするドライバーが数名見られました。
彼らは、トラックポジションのゲインと新たなセーフティカー導入時のアドバンテージを期待していましたが、その後はセーフティカーの導入はなく、5名のドライバー以外は1回のみのピットストップを行いました。再スタート後の2ストッパー中の最上位ドライバーは、7位を獲得したアルピーヌのフェルナンド・アロンソでした。
WHAT TO LOOK OUT FOR NEXT
各チームは、これからアメリカ大陸で行われる3戦に臨みます。アメリカとメキシコでの連戦、その2週間後にブラジルでのレースが控えています。日本でのFP2で2023年型タイヤのテストが予定されていましたが、雨のためキャンセルされ、メキシコでの実施に変更されました。同様のテストがオースティンのFP2でも行われる予定です。