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 ホンダは11月11日、北米で2023年年初に発売を予定している新型アコードを発表した。パワートレーンは2Lハイブリッドと1.5Lターボの2種類を設定し、ホンダ車初となるコネクテッドサービス、「グーグルビルトイン」を上級グレードに採用している。日本市場にもこの先、導入される予定だが、発表された内容について紹介しよう。

本文/ベストカーWeb編集部、写真/ホンダ

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■11代目アコードはふたつのパワートレーンを設定

北米で発表された新型アコード。米国オハイオ州メアリズビル工場で生産される予定

 北米で歴代11代目となる新型アコードは、より進化した2モーター式ハイブリッドシステムでスムーズかつ上質な走りを実現するとともに、最新のコネクティビティと安全運転支援技術を搭載した新世代のミッドサイズセダンとして開発された。

 エクステリアは、流麗で洗練されたまったく新しいスタイリングを採用し、インテリアには統一感のあるコーディネートに上質な処理と仕上げを行っており、心地よくくつろげる室内空間を提供する。

 最上位のグレードには、ホンダ初採用となる車載向けコネクテッドサービスGoogle built-in(グーグル ビルトイン)を搭載し、車内で使用するさまざまな機能がシームレスに操作可能となっている。

 北米向け新型アコードは、ハイブリッドを含め、すべて米国オハイオ州メアリズビル工場で生産される予定だ。

 新型の外観は長くすっきりとしたボディラインに、シャープなグリルとブラックアウト化させたLEDヘッドライトが力強いフロントエンドを表現し、全長に対して後ろ寄りに配置されたキャビンと傾斜したリアピラーにより、のびやかで動きのあるスリークなシルエットを表現。

 従来モデル(全長4900mm)よりも2.8インチ(約70mm)伸びた全長とシャープなキャラクターラインが躍動感を演出し、リアのトレッドも0.4インチ(約10mm)広くしたことで、幅広で安定感のあるスタイリングを表現している。

 また、クラストップレベルの乗員空間を実現しているほか、開放的なキャビン、ノイズの少ない優れた前方視界を実現している。独自の表示機能を持つ10.2インチのデジタルメーターパネルを標準装備し、ハイブリッド車にはホンダ車史上最大の12.3インチのタッチスクリーンを設け、最上位モデルには最新のアプリやサービスを搭載した「Google built-in 」(グーグル ビルトイン)をホンダ車で初搭載した。

 ナビゲーション、交通情報のアップデート、音声操作によるエアコンの温度設定などが可能で、OSやアプリなどのソフトウェアの更新はOTA(Over the Air)によって可能だという。

■渋滞運転支援機能を初めて設定

ハイブリッド車にはホンダ車史上最大の12.3インチのタッチスクリーンを設け、最上位モデルには最新のアプリやサービスを搭載した「Google built-in 」(グーグル ビルトイン)をホンダ車で初搭載

 駆動用モーターと発電用モーターを搭載した2モーター式ハイブリッドシステムを改良し、新型2L直噴エンジンを採用することでよりパワフルな走りを実現している。ハイブリッド車には、走りのカスタマイズを可能にするIndividualモードを新たに設定。1.5Lターボエンジン用CVTの騒音や振動を低減させるとともに、制御がリファインされ、ドライバーの意思に寄り添う爽快な走りを提供する。

 また、新型Honda SENSINGのシステムの性能向上に向け、新たに視野角90度のカメラと視野角120度の広角レーダーを採用。検知範囲の広角化により、車両や歩行者だけでなく自動車や二輪車に対しても認識能力を向上。

 さらに白線、縁石などの道路境界線や道路標識などの認識能力や、アコードでは初搭載となるトラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)を追加し、衝突防止性能も向上しているという。

 新型アコードは、北米以外でも日本を含めたグローバルで販売が予定されている。装備の仕様などについては各地域で異なる。日本では先代型となる10代目アコードが2022年8月、販売不振だったインサイトとともに生産を終了し、現在は在庫販売のみとなっている。

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