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 11月11日、バーレーンのバーレーン・インターナショナル・サーキットで、2022年WEC世界耐久選手権第6戦バーレーン8時間レースのフリープラクティス3のセッションが行われた。現地時間11時から60分間行われたこのセッションでは、トヨタGAZOOレーシングの7号車GR010ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス)が最速タイムを記録した。

 走行2日目となる11日金曜日、現地時間午前11時に気温32度/路面温度39度という暑さのなか、60分間のセッションがスタートした。

 最初のアタックでトヨタ7号車をドライブするマイク・コンウェイが1分48秒384を記録。これに、アタック2周目に1分48秒748をマークした僚友の8号車ブレンドン・ハートレーが続く。

 3番手のプジョー・トタルエナジーズ94号車9X8のグスタボ・メネゼスは、この最初のアタックで首位トヨタから約1.1秒の遅れ。さらに4番手のアルピーヌ・エルフ・チーム36号車アルピーヌA480・ギブソンのマシュー・バキシビエールは、トップの7号車から2秒近い遅れとなっている。

 セッション序盤、WRT31号車のロビン・フラインスが1分51秒792という好タイムでLMP2勢のトップ、総合でも5番手にポジションを上げてくるが、やがて総合5番手は93号車プジョー9X8が奪う。93号車のポール・ディ・レスタは20分経過を前に4番手へと順位を上げ、これでトヨタのワン・ツー、3&4番手にプジョーの2台が続く展開となった。

 セッション中盤以降は各陣営ともレースセットアップを進めたようで目立ったタイム更新はなかった。残り10分を切り、トヨタ7号車は可夢偉、8号車には再びハートレーが乗り込みコースへと出ていくが、タイム更新はならず。

 この結果、予選を前にした最終プラクティスではトヨタが7号車、8号車の順でワン・ツー。プジョーの2台が続き、アルピーヌが総合5番手となった。

 LMP2クラスは前述のタイムでWRT31号車が首位。LMGTEプロクラスでは、ポルシェGTチームの91号車ポルシェ911 RSR-19がトップタイムを奪った。

 LMGTEアマクラスでは、FP2に続きチーム・プロジェクト1の46号車ポルシェがトップ。Dステーション・レーシングの777号車アストンマーティン・バンテージAMRは、クラス9番手となっている。

 このあと、土曜日の決勝スターティンググリッドを決する予選は、現地時間16時50分(日本時間22時50分)から行われる。