フォーミュラ1に新たな勝者が誕生!ジョージ ラッセルが、メルセデスのチームメイトであるルイス ハミルトンに先んじて、サンパウロで優勝した。 レッドブルとフェラーリは問題を抱えている。
シュトゥットガルトで安堵のため息をつく: メルセデスは、シーズンの最後から2番目のレースでやっと2022年の初勝利を収めた。ブラジルGPで、ジョージ ラッセルがチームメイトのルイス ハミルトンに先んじて優勝し、初のグランプリ優勝を祝い、F1ドライバー113人目のレースの勝者になった。ポールからスタートしたラッセルはミスを犯さず、ハミルトンはお気に入りの敵であるマックス フェルスタッペンと接触したため遅れをとったが、盛り返して2位でフィニッシュ。2年ぶりのメルセデス1ー2フィニッシュに貢献した。
フェルスタッペンはハミルトンとの接触で5秒のペナルティを受け、必要なフロント ウィングの交換のために多くの時間を失い、最終的に6位でフィニッシュする。しかし、ここでもトラブルが発生する。ドライバーランキング1ー2を獲得するために、チームはペレスを少しでも前でフィニッシュさせる必要があった。5位のルクレールをフェルスタッペンとペレスが追い抜くか、それができなければフェルスタッペンの前にペレスを出すか。フェルスタッペンがルクレールを抜けないことが分かった時点でチームはペレスを前に上げるようチームオーダーを出した。ところが、フェルスタッペンはそれを無視したのだった。
一方、ジョージ ラッセルは「最高の気分です。チーム全体に感謝します!」と歓声を上げた。 晴れやかな勝者ラッセル。 「とても感情的なジェットコースターに乗っている気分だった。すべてをコントロールできているように感じましたが、ルイスは非常に速く、セーフティカーが遅れて来たので、再びプレッシャーがかかりました。 勝てて本当に良かった!」
チームメイトのハミルトンは、「ジョージ、本当におめでとう。彼は今日も昨日も素晴らしい仕事をした」と称賛の言葉を贈った。7度の世界チャンピオンである彼は、チームメイトを褒め称えた。
メルセデスに次ぐ第3位は、フェラーリのスター、カルロス サインツだった。エンジン ペナルティにより5グリッド ポジションを落とさなければならなかったこのスペイン人ドライバーは、追いつくために力強いレースを見せ、3回のピットストップにもかかわらず表彰台を獲得した。
次戦、今年の最終戦、2022年F1第22戦アブダビGPは、11月20日(日)に、ヤス マリーナ サーキットでおこなわれる。フェラーリとメルセデスの行方が楽しみだ。
2022年F1第2戦ブラジルGP決勝結果(10位まで)
1位 ジョージ ラッセル(イギリス) – メルセデス 1時間38分34秒044
2位 ルイス ハミルトン(イギリス) – メルセデス +1.529秒
3位 カルロス サインツJr(スペイン)-フェラーリ +4.051秒
4位 シャルル ルクレール(モナコ) – フェラーリ +8.441秒
5位 フェルナンド アロンソ(スペイン) – アルピーヌ +9.561秒
6位 マックス フェルスタッペン(オランダ) – レッドブル +10.056秒
7位 セルジオ ペレス(メキシコ) – レッドブル +14.080秒
8位 エステバン オコン(フランス) – アルピーヌ +18.690秒
9位 ヴァルテリ ボッタス(フィンランド)-アルファロメオ +22.552秒
10位 ランス ストロール(カナダ) – アストンマーティン +23.552秒
ドライバーズランキング(全22戦中21戦終了時点の順位 第10位まで)
1位 マックス フェルスタッペン(オランダ) – レッドブル 429ポイント
2位 シャルル ルクレール(モナコ)– フェラーリ 290ポイント
3位 セルジオ ペレス(メキシコ) – レッドブル 290ポイント
4位 ジョージ ラッセル(イギリス) – メルセデス 265ポイント
5位 ルイス ハミルトン(イギリス) – メルセデス 240ポイント
6位 カルロス サインツJr(スペイン)-フェラーリ 234ポイント
7位 ランドー ノリス(イギリス) – マクラーレン 113ポイント
8位 エステバン オコン(フランス) – アルピーヌ 86ポイント
9位 フェルナンド アロンソ(スペイン) – アルピーヌ 81ポイント
10位 ヴァルテリ ボッタス(フィンランド)-アルファロメオ 49ポイント
コンストラクターズランキング(全22戦中21戦終了時点の順位)
1位 レッドブル 719ポイント
2位 フェラーリ 524ポイント
3位 メルセデス 505ポイント
4位 アルピーヌ 167ポイント
5位 マクラーレン 148ポイント
6位 アルファロメオ 55ポイント
7位 アストンマーティン 50ポイント
8位 ハース 37ポイント
9位 アルファタウリ 35ポイント
10位 ウィリアムス 8ポイント
Text: Fredrik Hackbarth
Photo: autobild.de