WEC世界耐久選手権は、2022年最終戦翌日の11月13日夜、バーレーン・インターナショナル・サーキット至近のビーチにおいて、シーズンエンド・セレモニーを開催した。各クラスのランキング上位勢のほか、目立った活躍を見せたドライバー・関係者に、特別賞が贈られている。
出席したシリーズ関係者が皆、白い衣装に身を包むなか、ACOフランス西部自動車クラブ会長のピエール・フィヨンはそのスピーチで、WECの10シーズン目と、2023年に100周年を迎えるル・マン24時間レースを強調。その後、フィヨンとFIA委員のリシャール・ミル、グッドイヤーとミシュラン、そしてバーレーン・インターナショナル・サーキットの代表者らによって、アワードが贈呈された。
ハイパーカークラスのチャンピオンドライバーたちにはロレックスの時計が贈呈され、レベレーション・オブ・ザ・イヤー、パーソナリティ・オブ・ザ・イヤー、ジェントルマン・オブ・ザ・イヤーなど、さまざまな特別賞の贈呈も行われた。
ステージ上ではタイトル獲得車両が展示され、イベントの最後にはハイパーカークラスのタイトルを獲得したトヨタGR010ハイブリッドが床下から上昇して披露されるなど、華々しい雰囲気でシーズンを締め括った。
また、このセレモニーはFIAが主催するボランティア&オフィシャル・ウイークエンドに行われ、舞台裏でシリーズを支えるすべての人に感謝と祝福が送られた。
特別賞の受賞者たちは以下のとおり。16歳でシリーズにデビュー、開幕戦でクラス優勝も飾ったジョシュ・ピアソンがレベレーション(新発見・新事実)・オブ・ザ・イヤーを受賞したほか、2012年からシリーズに参戦を続けてきたクリスチャン・リードがスペシャル・プライズを受賞している。
レベレーション・オブ・ザ・イヤー:ジョシュ・ピアソン(ユナイテッド・オートスポーツUSA)
パーソナリティ・オブ・ザ・イヤー:ベルナード・デマー(ポルシェGTチーム)
ジェントルマン・オブ・ザ・イヤー:ベン・キーティング(TFスポーツ)
10イヤーズ・アワード:トヨタ
スペシャル・プライズ:クリスチャン・リード(デンプシー・プロトン・レーシング)
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