9月23〜25日に岡山国際サーキットで開催される全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第6大会に、B-Max Racing Teamからロベルト・メリが急遽スポット参戦することになった。
スペイン人ドライバーのメリは2007年にフォーミュラ・ルノーに参戦を開始し、2009年にユーロF3にステップアップ。2011年にはチャンピオンも獲得した。さらに、2014年のF1イタリアGPではケータハムからフリープラクティスに参加。さらに2015年にはマノー・マルシャF1のレギュラーシートを掴みシーズンを戦っている経験の持ち主だ。
そんなメリは2022年スーパーGT第2戦富士からTeam LeMansに加わり、片山義章とともにGT300を戦っている一方、FIA F2にもスポット参戦。いきなり表彰台を獲得しているが、メリのフォーミュラでの走りを日本でも見られることになった。9月23〜25日に岡山国際サーキットで開催されるスーパーフォーミュラ・ライツ第6大会にスポット参戦することになったのだ。
チームはトップチームのひとつであるB-Max Racing Team。今季は木村偉織、菅波冬悟、そしてマスタークラスに参戦するDRAGON、今田信宏を擁し戦っている。
「今回、岡山国際サーキットで開催される全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権にスポット参戦できることが決まって、とても興奮しているよ。本来であれば自分は参戦が難しいと思っていたけど、2022年日本レース選手権規定の改定によって、経験あるドライバーも参加しやすくなっていたことが幸いした」とメリ。
「スーパーフォーミュラ・ライツのマシンはハイダウンフォースであり、スーパーフォーミュラへのステップアップカテゴリーとして位置づけられているだけに、非常に楽しみだ。日本の才能あふれる若手ドライバーに遠慮せず、自分も優勝を狙って走る」
「今回参戦のチャンスを与えてくれたB-Max Racing Teamの組田龍司総代表、チームルマンの太田雅文代表、岡山国際サーキットの片山義規社長、そしてスーパーGTでチームメイトの片山義章選手が後押ししてくれたことに感謝したい」
スーパーフォーミュラ・ライツ第6大会はタイトル争いをリードする小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)、2位の太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)といった争いに注目が集まるが、F1も経験したメリの参戦は若手にとっても刺激となりそうだ。