レッドブルのモータースポーツコンサルタントを務めるヘルムート・マルコは、チームの若手育成プログラムに新たなメンバーを迎えた。それは21歳のエンツォ・フィッティパルディだ。
2度のF1世界チャンピオンであるエマーソン・フィッティパルディの孫であり、ハースのリザーブドライバーを務めるピエトロ・フィッティパルディの弟であるエンツォは、ブラジルとアメリカ国籍を持っており、現在チャロウズ・レーシング・システムからFIA F2選手権に参戦している。
フィッティパルディは、今週アブダビで開催されるシーズン最後の2レースを前にランキング6位につけており、今シーズンはこれまでのところ表彰台を6回獲得している。
「現F1チャンピオンであるレッドブルファミリーに加わることは大変に光栄なことで、僕のキャリアにとってとても重要なステップだ」とフィッティパルディはコメントした。
「この機会にとても感謝している。レッドブルとヘルムート・マルコ、そしてクリスチャン・ホーナーが僕に信頼を置いてくれたことに感謝したい」
来年、フィッティパルディはFIA F2選手権で2回目のフルシーズンに乗り出すが、トップチームのカーリンに移籍する予定だ。レッドブルがフィッティパルディに注目した理由を尋ねられたマルコは、チャロウズでの彼のパフォーマンスが予想を上回っていたことを指摘した。
「彼は中団のチームでパフォーマンスを発揮したと思う。そこでいつもトップに立っていた」とマルコは語った。
「浮き沈みがあったと思う。それでも今、彼はチャンスがあることを分かっている。トップチームのカーリンに加入するだろう。彼には個性があるのだ」