2022年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権GTDプロクラスチャンピオンとなったパフ・モータースポーツは11月14日、来シーズンのシリーズに投入する“ニューウェポン”である新型ポルシェ911 GT3 Rがデリバリーされたと発表した。
カナダ・オンタリオ州の州都であるトロントに拠点を置くパフ・モータースポーツは、来年1月にアメリカ・フロリダ州で開催されるウェザーテック・スポーツカー選手権第1戦デイトナ24時間レースでのカスタマーデビューに先立ち、北米における“タイプ992”新型911 GT3 Rのデリバリーを受けた最初のチームのひとつとなった。
2022年に新設されたGTDプロクラスにおいて、初代チャンピオンとなったカナダのチームは、来季2023年も引き続きポルシェのGT3カーでオールプロクラスに参戦する予定だ。
しかし今シーズン、パフの9号車ポルシェをドライブしたマット・キャンベルとマシュー・ジャミネの両名は、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツが行うファクトリーLMDhプログラムに参加するためにチームを離れることが確定している。
パフ・モータースポーツの声明によると、新しいドライバーラインアップは今後数週間以内にアナウンスされるといい、来月ポルシェが開く『ナイト・オブ・チャンピオンズ』の授賞式で明らかになると考えられている。
来季のGTDプロクラスで“タイトル防衛”を目指すパフは、ライト・モータースポーツやケリー・モス、新興のAOレーシングなど、デイトナでのIMSAデビューを予定する6台の新型ポルシェ911 GT3 Rのうちの1台をエントリーさせる予定だ。