11月17日、FIA F2に参戦するファン・アメルスフォールト・レーシングは、11月18〜20日にアブダビのヤス・マリーナサーキットで開催される2022年シーズンの最終戦ヤス・マリーナ大会において、ファン-マヌエル・コレアを起用することを明らかにした。
コレアは2019年、当時19歳という若さでアルファロメオ・レーシングの開発ドライバーに就任。FIA F2へもザウバー・ジュニアチームからフル参戦の機会を得た。
しかし、2019年F1ベルギーGPの併催レースとして開催されたFIA F2第9戦レース1。このレースで発生した多重クラッシュでは、ルノーのジュニアドライバーだったアントワーヌ・ユベールが命を落とした。
またコレアも両足の骨折や軽度の脊椎損傷などの重傷を負ったが、26回の手術、そして長期間に及ぶリハビリに励み、2021年シーズンよりレースに復帰。ARTグランプリよりFIA F3に参戦し、レース復帰2年目となった2022年FIA F3第8戦ザントフールトの決勝レース1では、レース復帰以来初となる2位表彰台を獲得した。
2シーズンのFIA F3参戦を経て、ふたたびFIA F2でステアリングを握るコレアは、「とてもエキサイティングだよ。ここに戻ってくるのは少し不思議な気分だけどね。レースに復帰したときからFIA F2に戻るのが目標だったから、いい気分だよ」とコメント。
「長い期間、FIA F2マシンをドライブしていないけど、FIA F2マシンはいつも比較的快適だと感じている。戦いに挑む準備はできているよ」
2019年の事故から3年。ふたたびFIA F2のステアリングを握るコレアの走りに注目したい。