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 9月17日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているチーム・スズキ・エクスターは、ジョアンミルが第15戦アラゴンGPおよび第16戦日本GPを欠場することを発表した。

 ミルは、第13戦オーストリアGPの決勝で今季11度目の転倒を喫した際に、右足首の距骨に小さな骨折と、距骨靭帯の損傷が確認され、15日間の安静必要となった。そのため第14戦サンマリノGPを欠場し、渡辺一樹が代役参戦を務めていた。

 そして今回、スペインのモーターランド・アラゴンで開催中の第15戦アラゴンGPを迎え、初日のFP1とFP2は走行を行っていたが、17日のFP3を終えた時点で右足に痛みが見られたため、予選を前に欠場することとなった。

 また、連戦となる9月23〜25日にモビリティリゾートもてぎで開催される第16戦日本GPも欠場することが同時に発表された。スズキが今シーズン限りでの参戦終了が報じられているため、3年ぶりにもてぎでの開催となるが、日本GPでミルの姿を見ることが叶わなくなった。

ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)/2022MotoGP第15戦アラゴンGP
ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)/2022MotoGP第15戦アラゴンGP

■ジョアン・ミル
「努力はしたが、このままでは続ける意味がない。ちゃんと乗れるだけの柔軟性と感性がない。また、予想以上に痛みがある。問題なく乗れると思っていたのに、最初の2回のフリー走行でそうでないことに気づいたからがっかりしている」

「一晩休んで、今朝のFP3にも挑戦したが、問題は改善されなかった。医師や理学療法士からは休養をとるようにとアドバイスされたから、この決断を受け入れる。いつものように僕を助けようと懸命になってくれたチームには申し訳ないと思っている。今は、できるだけ早く復帰することに集中することが一番大切だ」