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 2022年F1第22戦アブダビGPのフリー走行1回目が行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムをマークした。2番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は13番手だった。

 最終戦アブダビGP。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とハミルトンが激しくタイトルを争った去年は、両者が同ポイントでこのレースを迎え、劇的な幕切れでフェルスタッペンがチャンピオンとなった。

 今季はすでにドライバーズ、コンストラクターズの両選手権が決まっているものの、ルクレールとセルジオ・ペレス(レッドブル)、そしてフェラーリとメルセデスの選手権2位争いなど、見どころは尽きない。

 このセッションでは全10チーム中8チームのザーブドライバーが出走する。その8名は、ロバート・シュワルツマン(フェラーリ)、ピエトロ・フィッティパルディ(ハース)、パト・オワード(マクラーレン)、ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)、リアム・ローソン(レッドブル)、フェリペ・ドルゴビッチ(アストンマーティン)、ロバート・クビサ(アルファロメオ)、ローガン・サージェント(ウィリアムズ)だ。

 初日FP1は現地時間午後2時からのスタート。快晴、気温33.6度、路面温度47度という、あいかわらずの高温コンディションだ。予選、決勝レースは日没時の路面温度が急激に下がった段階で行われる。その意味ではFP1での車体セッティング調整にあまり意味はなく、各チームはタイヤの感触の確認に集中したようだった。

 序盤は早々にソフトタイヤを履いたペレスがトップタイムを出し、ミディアムタイヤのルクレールが0.098秒の僅差で追う展開。その後ソフトに履き替えたルクレールが、コンマ2秒差をつけてトップに立つものの、再びペレスが抜き返した。初日フリー走行から、ふたりは火花を散らしているように見える。

 路面グリップが周回ごとに改善するサーキットということもあって、両者は順位を入れ替えながらトップ争いを繰り広げる。ところが終了15分前、その時点で2番手だったルクレールにコンマ2秒以上の差をつける1分26秒633のトップタイムを、ハミルトンが叩き出した。さらにラッセルも2番手につけ、メルセデスが1-2でセッションを終えた。

 3番手ルクレール、4番手ペレス、5番手にはフェルスタッペンのマシンを駆ったルーキーのローソン、6番手セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、7番手はサインツに代わったシュワルツマン、8番手ダニエル・リカルド(マクラーレン)、9番手バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、10番手アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)。アルファタウリのふたりは、ピエール・ガスリー11番手、角田13番手だった。