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 11月19〜20日にかけて、東京都が主催し、東京都新宿区にある東京都庁周辺で開催される『ZEV-Tokyo Festival』。フォーミュラEマシンの公道デモ走行もあり、開催初日から大きな注目を集めた。本イベントのオープニングセレモニー終了後、東京都の小池百合子都知事が記者の囲み取材に応じ、『ZEV-Tokyo Festival』の開催目的、そして2024年に東京ビッグサイト周辺での開催を目指しているフォーミュラEについてコメントした。

 オープニングセレモニーでは、ZEV(ゼロ・エミッション・ビークル)がデモ走行を行うなか、松田次生がステアリングを握るニッサン・リーフ・ニスモRC、そして6社水素エンジン研究チームの水素エンジンバギーの助手席に小池都知事も同乗した。

 2台の乗り心地について「2台とも加速がすごかったです」と語った小池都知事。

 CO2を排出しない環境先進都市『ゼロエミッション東京』を目指す東京都。小池都知事は「こういったモビリティの普及も含めて『ゼロエミッション東京』を実現していきたいと考えています」と語った。

 また、今回のイベントの目的について問われた小池都知事は「やはり今、地球の気候危機があります。そして、エネルギー危機というのも、みなさん感じておられると思います。それらの危機に対し、『さあ、どうしますか』という話として、具体的に、このようなモビリティの分野からも変えることができるということ(を伝えたい)です」とコメント。

「『ゼロエミッション東京』は1400万人の都市が、地球環境に対してリードしていくことです。その担い手は都民のみなさんひとりひとりになるわけですから、このイベントを通じて、みなさんが実感していただいたり、体感していただければと思います」

 そして、小池都知事は2024年に東京ビッグサイト周辺での開催を目指しているフォーミュラEについても言及した。

「私は昔、環境大臣の頃からEVカーに乗っておりました。これがもう、すごく加速がいいんですよね。それらの技術などがどのように地球環境に影響するのかということに、ずっと取り組んできました。むしろ、日本のEV化が世界からすれば、まだ遅いんじゃないかと。そういう気持ちもあります」

「ただ、それは社会、経済活動全般にわたる話になります。やはり、まずはみなさん自身が実感していただいたり、身近に感じていただくということが必要だというふうに考えております。そのひとつの象徴としてフォーミュラEのレースを開催するところに持ってきたというところです」

「日本の技術、ものづくりで今の気候危機やエネルギー危機にどう対処していくのか。日本はいつも技術で勝てるのです。それにスピード感を持って、まさに加速していくということがポイントじゃないかと思います。東京都はそれを後押しをしていくということです」

ニッサン・リーフ・ニスモRCに乗り込む小池百合子都知事
ニッサン・リーフ・ニスモRCに乗り込む小池百合子都知事
ニッサン・リーフ・ニスモRCの同乗走行を終えた東京都の小池百合子知事
ニッサン・リーフ・ニスモRCの同乗走行を終えた東京都の小池百合子知事
記者団の囲み取材を受ける東京都の小池百合子知事
記者団の囲み取材を受ける東京都の小池百合子知事