2022年F1第22戦アブダビGPのフリー走行3回目が行われ、セルジオ・ペレス(レッドブル)がトップタイムをマークした。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は13番手だった。
気温31度、路面温度45度というドライコンディションで、現地時間14時30分にセッションがスタート。序盤は各車ソフトタイヤかミディアムタイヤを履いており、ソフトのハミルトンが1分26秒040、同じくソフトのジョージ・ラッセルが1分26秒530でメルセデスが1-2につける。2台がピットに戻ると、その後シャルル・ルクレール(フェラーリ)、アルピーヌのフェルナンド・アロンソとエステバン・オコン、カルロス・サインツ(フェラーリ)がメルセデス2台の間に割って入った。この4台はミディアムだ。
今度はミディアムのペレスが1分25秒861でトップに立った。開始後28分、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)が右フロントタイヤのパンクに見舞われた。ガスリーは無線で「何かが壊れた」と報告しており、ターン9にはガスリーのマシンから外れたフェアリングが落ちている。この落下したパーツを拾うためにセッションは赤旗中断となった。
なお、ハミルトンが赤旗中に減速しなかった件については、セッション後に審議されるということだ。
セッションは残り28分のところで再開。フェルスタッペンもようやくコースインを果たし、ユーズドのソフトで1分26秒044というタイムで3番手につけた。ハミルトンもユーズドのソフトで1分25秒824をマークし再びトップに立ったが、その後フェルスタッペンが1分25秒618でトップタイムを塗り替えた。直後にラッセルが1分25秒395を記録したが、最終コーナーで飛び出している。
新品ソフトのペレスが1分24秒982と、この週末初めて24秒台に突入した。終盤はコース上の全車がソフトタイヤを履き、フェルスタッペンがターン5などで飛び出しつつも1分24秒134と2番手タイムを記録。このままペレス、フェルスタッペンの1-2でセッションは終了し、3、4番手にはハミルトン、ラッセルのメルセデス勢がつけた。
5番手にノリス、6、7番手にはフェラーリのルクレールとサインツが続き、8番手はダニエル・リカルド(マクラーレン)、9番手はセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、10番手はアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)だった。アルファタウリは角田が13番手、ガスリーが15番手となっている。
■2022年F1第22戦アブダビGPフリー走行3回目 リザルト
Pos. | No. | Driver | Team | Time | Laps |
---|---|---|---|---|---|
1 | 11 | S.ペレス | レッドブル | 1’24.982 | 15 |
2 | 1 | M.フェルスタッペン | レッドブル | 1’25.134 | 15 |
3 | 44 | L.ハミルトン | メルセデス | 1’25.222 | 20 |
4 | 63 | G.ラッセル | メルセデス | 1’25.395 | 15 |
5 | 4 | L.ノリス | マクラーレン | 1’25.518 | 16 |
6 | 16 | C.ルクレール | フェラーリ | 1’25.571 | 24 |
7 | 55 | C.サインツ | フェラーリ | 1’25.605 | 23 |
8 | 3 | D.リカルド | マクラーレン | 1’25.950 | 18 |
9 | 5 | S.ベッテル | アストンマーティン | 1’26.012 | 13 |
10 | 23 | A.アルボン | ウイリアムズ | 1’26.051 | 16 |
11 | 31 | E.オコン | アルピーヌ | 1’26.073 | 17 |
12 | 14 | F.アロンソ | アルピーヌ | 1’26.076 | 18 |
13 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1’26.170 | 19 |
14 | 77 | V.ボッタス | アルファロメオ | 1’26.189 | 17 |
15 | 10 | P.ガスリー | アルファタウリ | 1’26.239 | 12 |
16 | 18 | L.ストロール | アストンマーティン | 1’26.298 | 20 |
17 | 20 | K.マグヌッセン | ハース | 1’26.356 | 21 |
18 | 47 | M.シューマッハー | ハース | 1’26.473 | 19 |
19 | 24 | 周冠宇 | アルファロメオ | 1’26.482 | 17 |
20 | 6 | N.ラティフィ | ウイリアムズ | 1’26.646 | 14 |