2022年F1アブダビGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は12番手だった。Q2での10番手タイムとの差は0.151秒だった。土曜発表時の暫定グリッド表では、ダニエル・リカルド(マクラーレン)の降格により、角田には11番グリッドが割り当てられている。
アルファタウリは現在コンストラクターズ選手権で9位。8位のハースとは2ポイント差であり、日曜決勝の結果が非常に重要になってくる。
テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは一日を振り返って、次のように語った。
「昨夜、セットアップやツールのセッティングにおいて、さまざまな部分に多数の小さな調整を加えた。ターンインの安定性とコーナー半ばの回頭性など、さまざまな点を改善することが目的だ」
「FP3で裕毅は改善が見られたと報告してきたが、ピエール(・ガスリー)は最初のランで右フロントタイヤがパンクしたことで走行が制限され、バランスを明確に読み取ることができなかった」
「予選で裕毅は大きく前進し、比較的容易にQ2に進出した。ピエールは最後のランで少し苦労し、Q2に進むことができなかった」
「Q2で裕毅は調子を保ち、ユーズドタイヤと新品タイヤの両方のランで良いラップを走った。しかし中団は非常にタイトであり、12番手と、Q3にはわずかに届かなかった」
「明日のレースについては、タイヤのデグラデーションが去年より高い兆候が見られるため、このことに注視し、チャンスを逃さないようにし、コンストラクターズ選手権のポジションを上げるという目的を達成したい」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
FP3 13番手(1分26秒170:ソフトタイヤ/19周)
予選 12番手(Q1=10番手1分25秒630:ソフトタイヤ/Q2=12番手1分25秒219:ソフトタイヤ)
今日の予選にはとても満足しています。Q2最後のラップではターン6で少しミスをしましたが、全体的な流れには満足ですし、予選でパフォーマンスを上げることができました。
このトラックが大好きです。去年はここで4位というここまでの自己ベストリザルトを獲得しています。ポイント圏内のすぐ後ろからスタートするので、また何かいいことが起こることを期待しています。
難しいレースになるでしょう。でも昨日はロングランペースがとてもよさそうだったので、明日順位を上げていき、ポイントを獲得できる可能性はあると思います。コンストラクターズランキング8位でシーズンを終えるためにはポイントがとても重要です。