11月21日、FIA F2に参戦するダムスはフェラーリドライバーアカデミー(FDA)のドライバーであるアーサー・ルクレールの加入を発表した。
フェラーリからF1に参戦するシャルル・ルクレールの弟のアーサーは2000年生まれの22歳。2019年のドイツF4でランキング3位、2020年のフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパではランキング2位の成績を残すと、2021年よりプレマ・レーシングからFIA F3に参戦。2021年は2勝を挙げランキング10位、2022年は1勝に留まるもランキング6位でシーズンを終えている。
そんなアーサーが、2022年は岩佐歩夢、ロイ・ニッサニーという布陣でチームランキング6位となったフランスのダムスに加入することとなった。
「2023年にダムスからFIA F2へステップアップできることを嬉しく思う。彼らはチャンピオンシップで素晴らしい結果を出しているチームなので、僕もその一員として、チームの成功を継続させたいと思っている」とアーサー・ルクレール。
「(チームオーナーの)シャルル・ピックはシーズンを通してチームを勝利に導くために素晴らしい仕事をしてくれるし、僕も来年その好調を維持することを目指している。3月のバーレーンでの2023年シーズン開始までにやるべきことはたくさんある。まずは、アブダビでのポストシーズンテストが本当に楽しみだ!」
また、チームオーナーのシャルル・ピックは「アーサーが2023年からダムスに加入するのは素晴らしいことだ。これまでのキャリアを通じて彼の才能と技術を見てきたし、ここ2年間のFIA F3では勝利に挑戦する力があることを示した。来シーズンに向けて、アブダビで行われるポストシーズンテストに彼を参加させることができ、とてもうれしいね」とコメント。
「チームは2023年を強力なシーズンとすることを目指しており、アーサーの加入が我々の目標達成に役立つことは間違いない」
アーサー・ルクレールは11月23~25日にアビダビのヤス・マリーナ・サーキットで開催されるFIA F2ポストシーズンテストからダムスのマシンのステアリングを握る予定だ。なお、アーサーのチームメイトとなるドライバーについては、11月21日現在未発表となっている。