FIAは、9月20日、F1世界選手権の2023年カレンダーが、世界モータースポーツ評議会のメンバーによる電子投票により承認されたことを発表した。明らかになったカレンダーには、事前の予想どおり史上最多の24戦が組まれている。
新グランプリとしてラスベガスGPが加わり、土曜のナイトレースとして開催される。また、中国GPとカタールGPが復活、フランスGPがなくなり、今季の22戦から24戦へと拡大された。継続かどうかが懸念されたモナコGPは契約が延長されたことが明らかになっている。
開幕戦バーレーンは今年は3月20日だったが、来年は3月5日と、大幅に早められた。最終戦アブダビは11月26日で、今年より約1週間遅い閉幕となる。また、2連戦は5回、3連戦は2回行われる。
FIAは、来季カレンダーはル・マン24時間レースと日程が重なることを避けながら最適化し、作成したと述べている。
いくつかのレースが今年とは異なる時期での開催となっている。第18戦として開催される日本GP(鈴鹿)の日程は、例年の10月ではなく、9月24日が割り当てられた。8月8日、JAF日本自動車連盟が発表した2023年FIA国際スポーツカレンダー登録申請一覧においては、10月5~8日の申請と記されていた。
例年サマーブレイク明けの初戦として行われてきたベルギーGPはサマーブレイク前の最後のレースとして、7月30日に移動された。アゼルバイジャンは6月から4月に変更になった。
20日に発表された2023年F1世界選手権暫定カレンダーは以下のとおり。
■2023年F1世界選手権暫定カレンダー(2022年9月20日発表)
Round | 日程 | グランプリ(開催地) |
---|---|---|
1 | 3月5日 | バーレーン(サクヒール) |
2 | 3月19日 | サウジアラビア(ジェッダ) |
3 | 4月2日 | オーストラリア(メルボルン) |
4 | 4月16日 | 中国(上海) |
5 | 4月30日 | アゼルバイジャン(バクー) |
6 | 5月7日 | マイアミ(マイアミ) |
7 | 5月21日 | エミリア・ロマーニャ(イモラ) |
8 | 5月28日 | モナコ(モナコ) |
9 | 6月4日 | スペイン(バルセロナ) |
10 | 6月18日 | カナダ(モントリオール) |
11 | 7月2日 | オーストリア(シュピールベルク) |
12 | 7月9日 | イギリス(シルバーストン) |
13 | 7月23日 | ハンガリー(ブタペスト) |
14 | 7月30日 | ベルギー(スパ・フランコルシャン) |
15 | 8月27日 | オランダ(ザントフォールト) |
16 | 9月3日 | イタリア(モンツァ) |
17 | 9月17日 | シンガポール(シンガポール) |
18 | 9月24日 | 日本(鈴鹿) |
19 | 10月8日 | カタール(ロサイル) |
20 | 10月22日 | アメリカ(オースティン) |
21 | 10月29日 | メキシコ(メキシコシティ) |
22 | 11月5日 | ブラジル(サンパウロ) |
23 | 11月18日 | ラスベガス(ラスベガス)※ |
24 | 11月26日 | アブダビ(ヤス・マリーナ) |
※FIAのサーキット承認が条件