7月22〜24日、静岡県の富士スピードウェイで開催されたファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSの第3ラウンド。シリーズにフル参戦していたYogibo Racingは、前週に鈴鹿サーキットで行われた第2ラウンドのレース1で、スタート直後に接触されクラッシュを喫し大ダメージを負っていた。翌日のレース2に間に合わせるべく動いたチームの“あきらめない気持ち”に“漢気”で応えたのが、あの前澤友作さん。自らのフェラーリ488 GT3が戦う様子を応援するべく、富士に訪れた前澤さんの様子が動画で公開されている。
今季横溝直輝をエースに、GTワールドチャレンジ・アジアにフル参戦を開始したYogibo Racingは、迎えた第2ラウンドの鈴鹿で、7月16日に行われたレース1のポールポジションを獲得するも、スタート直後に接触され2コーナーでクラッシュ。リヤに大きなダメージを負った。
シリーズチャンピオンを目指してシーズンに臨んでおり、7月17日のレース2はYogibo Racingにとって絶対にあきらめたくないレース。ただ車体は全損状態で、非常に厳しい状況だったが、『明日出ることに意義がある』と出場を目指した芳賀美里監督の思いに応えたのがYogiboの木村誠司社長、そして前澤さんだった。
当時前澤さんは海外に滞在していたが、幼稚園や小学校等で子供たちを対象にした“本物に触れる感動体験”を届ける『MZ SUPERCAR PROJECT(前澤友作スーパーカープロジェクト)』のドライバーでもある横溝の依頼を快諾。前澤さんが所有していたフェラーリ488 GT3を貸し出し、レース2への出場が実現したのだった。ちなみにこの前澤さん所有のフェラーリはその後のシーズンを戦い2勝をマークしている。
鈴鹿の際はカーボンブラックだったフェラーリは、そのままYogiboカラーに彩られ、翌週富士で行われた第3ラウンドにも出場したが、自らのフェラーリの活躍を見ようとレースに訪れた前澤さんの様子や動画で紹介されている。ピットを訪れている様子や、横溝がレース2で表彰台争いを展開し、その様子に大興奮する様子も。サーキットでの前澤さんの様子を見ることができる貴重な動画と言えそうだ。
【裏側】レースでクラッシュからの漢気あふれる復活劇
https://youtu.be/V57ktv7p6to