2022F1第15戦オランダGPを前に、ザントフォールト・サーキットでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)との『バック走行レース』で火花を散らした角田裕毅(アルファタウリ)。そのレースで使用したオランダ車『DAF 66』を角田が自ら紹介している。
バリオマチックという独自の無段変速機(CVT)により、バックでも前進時と同じスピードを出すことができるDAF 66。「美しいクラシックカーだし、エンジンサウンドも大好きなんです」とこのクルマが大のお気に入りになった角田は、おそらく彼にとって初めての市販車レビューに挑戦した。
実はバリオマチックという独特なシステム以外にも、一風変わったところのあるこのクルマ。例えばドアハンドルは引くのではなく押す方式で、角田は「ちょっと普通とは違いますよね」といいながら、これが「大好き」だという。さらに美しい革張りのシートは「とても快適でかなり良い感じ」で、ステアリングコラムについたホーンも「大好き」と続ける。
またバリオマチック搭載のため、このクルマのシフトポジションはパーキング、リバース、ニュートラル、ドライブの4つのみ。スピードメーターは時速100km/hまでしか刻まれておらず、このシンプルさも角田のお気に入りポイントだ。
愛情のこもったレビューを披露してくれた角田だが、動画内では彼が助手席に手をかけ、真剣な表情でバック走行の猛練習に取り組んでいる様子も記録されている。その後フェルスタッペンとのレースがどうなったのかは、レッドブルが公開した動画で見ることができるので、そちらもあわせてご覧になってほしい。