全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第6ラウンドは9月24日、岡山国際サーキットで第16戦の決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートした太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)が1周目の攻防を制し、今季3勝目を記録。ポールポジションとファステストラップの1ポイントずつも奪い、チャンピオン争いの差を縮めた。
午前に行われた公式予選の後、GTワールドチャレンジ・アジアの予選やBMW & MINI Racingの走行を経て迎えた第16戦の決勝レース。午前に比べやや雲が増えたものの、晴天のなか25周で争われる第16戦の決勝を迎えた。
スタートでは、2番手グリッドの木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)が好発進をみせ、1コーナーに向けて太田のインに入っていくものの、太田がギリギリの攻防の末に1コーナーを制しトップでオープニングラップを終える。2番手には木村、3番手には小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)とグリッドどおりの1周目となるが、4番手にはオープニングラップに菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)をかわした野中誠太(PONOS Racing TOM’S 320)が浮上していく。
トップの太田は6周目に1分23秒588を記録しファステストラップをマークするが、その後上位陣の争いは膠着状態となっていく。そんななか、中盤には2番手の木村がトップの太田をわずかに縮めるものの、太田は25周のレースでトップを譲ることなくフィニッシュ。オートポリスでの第8戦以来となる今季3勝目を飾った。
2位は木村、3位は小高となったが、チャンピオン争いでは太田が優勝+ファステストラップ+ポールポジションで12点を加算する一方、小高は5点という結果に。今季は有効ポイント制が採用されているがその差を縮め、トータルでは6点差に縮めることになった。
マスタークラスは、序盤から今田信宏(JMS RACING with B-MAX)とDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)の接近戦が展開されたものの、今田が最後までトップを譲らず。今季10勝目を飾り、自らの誕生日を祝うことになった。
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第6大会
第16戦岡山国際サーキット 決勝結果(編集部集計)
Pos. | No. | Driver | Car | Engine | Laps | Grid | Qualify |
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1 | 2 | 太田格之進 | HFDP WITH TODA RACING | スピースA41 | 25 | 1 | 1’21.137 |
2 | 1 | 木村偉織 | HFDP WITH B-MAX RACING | スピースA41 | 25 | 2 | 1’21.138 |
3 | 37 | 小高一斗 | Kuo モビリティ中京 TOM’S 320 | トムスTAZ31 | 25 | 3 | 1’21.156 |
4 | 35 | 野中誠太 | PONOS Racing TOM’S 320 | トムスTAZ31 | 25 | 5 | 1’21.477 |
5 | 50 | 菅波冬悟 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 | スピースA41 | 25 | 4 | 1’21.401 |
6 | 38 | 平良響 | Kuo モビリティ中京 TOM’S 320 | トムスTAZ31 | 25 | 6 | 1’21.739 |
7 | 36 | 古谷悠河 | Deloitte. HTP TOM’S 320 | トムスTAZ31 | 25 | 9 | 1’21.379 |
8 | 10 | 元嶋成弥 | Kデンタルオフィス Rn | スピースA41 | 25 | 8 | 1’22.145 |
9 | 98 | R.メリ | B-MAX Racing 320 | スピースA41 | 25 | 7 | 1’22.079 |
10 | 4 | 今田信宏(M) | JMS RACING with B-MAX | スピースA41 | 25 | 10 | 1’23.430 |
11 | 30 | DRAGON(M) | TEAM DRAGON B-MAX 320 | スピースA41 | 25 | 11 | 1’23.468 |
天候:晴れ 路面:ドライ
ファステストラップ:太田格之進(HFDP WITH TODA RACING) 1’23.588