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 9月25日、2022年MotoGP第16戦日本GP MotoGPクラスの決勝レースが栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われ、津田拓也(チーム・スズキ・エクスター)はマシントラブルにより12周でリタイアに終わった。

 ドライコンディションとなった決勝日。スズキは津田とアレックス・リンスともに、午前のウォームアップ走行ではタイヤのコンパウンドを比較した。

「急にコンディションが変わったので、自分がソフトを使って、アレックス選手がミディアム側をテストしました。あまり良くなかったので、ソフトではなくミディアムだなというのを確認して、決勝に挑みました」と津田。

津田拓也(チーム・スズキ・エクスター)/2022MotoGP第16戦日本GP 決勝
津田拓也(チーム・スズキ・エクスター)/2022MotoGP第16戦日本GP 決勝

 決勝はマシンから火が上がりリタイアとなったが、「いつもMotoGPライダーが言っていますが、ダンロップタイヤが走った後は滑りやすかったし、コンディションが変わっていました。エンジンからオイルが漏れた」ことが原因だったと語った。

「今思い返せばオイルが漏れているんだなと確かにわかりますが、それに気づくことができなくて、路面のコンディションかなと思いながら、走り方をアジャストするのに必死になってしまいました」

「少し滑りやすいという程度で、クラッチが滑ってるのかなという場面もありましたが、レースまで気づくことができませんでした。バイクを壊してしまったのはすごく残念です。ちゃんと完走してみんなに見てもらいたかったです」

 日本でチーム・スズキ・エクスターのGSX-RRがMotoGPのレースを走るのは最後になってしまったが、「今回走らせてくれたスズキにはすごく感謝しています。チームはすごく一生懸命やってくれましたし、トラブルでふたりとも完走できなくて残念ですけど、残り4戦あるのでスズキを応援してもらいたいです」と語った。