2026年からパワーユニットマニュファクチャラーとしてF1に参戦することを8月に発表したドイツの自動車会社アウディは、10月26日、F1プロジェクトの戦略的パートナーとしてザウバーを選択、ザウバーグループの株式を取得する計画であることを発表した。この契約によって、ザウバーは、2026年からアウディのファクトリーチームとして、アウディがドイツ・ノイブルクのファクトリーで製造・開発したパワーユニットを搭載してF1に参戦する。
30年以上のレース経験を持つザウバーは、スイス・ヒンウィルのファクトリーでF1レースカーの開発・製造を行い、レースオペレーションのプランニングと実行を担当する。
アウディは8月26日に記者会見を行い、2026年からF1のパワーユニットを開発、製造することを正式に発表した。アルファロメオF1チームを運営するザウバー・モータースポーツの過半数株式を取得することで合意したと伝えられていたが、8月の発表ではそれについては触れられず、2026年にどのチームと提携するかについては、今年中に発表すると述べていた。
今週、アウディはSNSを通して10月26日にF1に関して何らかの発表を行うと示唆。当日、アウディは、「F1参入に臨み、ザウバーを戦略的パートナーに選択した」と発表した。
ザウバーは2018年からアルファロメオとスポンサー契約を結び、同年はアルファロメオ・ザウバーF1チームとして活動した後、2019年からはアルファロメオ・レーシング/アルファロメオF1チームの名称を使用してきた。すでに2023年末までの契約は結んでいるものの、8月26日、アルファロメオは、契約期間満了とともにパートナーシップを終了することを発表した。