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トヨタ スープラ A70へのオマージュ。リトラクタブルヘッドライトとキャラクタリスティックなエッジ、これがトヨタ スープラ(A70)の原型である。ハコサンデザインズ(Hakosan Designs)は、新しい解釈で70スープラを現代に蘇らせた。

人気映画シリーズ「ワイルド・スピード」などを通じて、カルトカー的な存在となったトヨタ スープラは、カーシーンの絶対的なアイコンである。そして、このクルマはすでに5代目として世に出ているが、その名前を聞くと4代目のバリエーション(1993年~2002年)を思い浮かべる人が多いだろう。1986年から1992年にかけて製造された「スープラA70」は、過小評価されがちなモデルだが、ハコサンデザインズのグラフィックデザインによって、日本車は新たな勢いを得ることができた。

スペインの同社は先日、インスタグラムにレストモッドの写真を投稿した。「A70」は、特にフロントで認識しやすい。リトラクタブルヘッドライト(実際にはない)、ローグリル、フォグランプはオリジナルと同じ位置に配置されている。

リトラクタブルヘッドライトを探しても、それはファンにとって無駄なことだが、ハコサンデザインは、巧妙にあたかもあるようなデザイン処理をしている。

もちろん、似ているのはフロントだけではない。クラシカルなファストバックスタイリングやリアのウイングも「A70」を彷彿とさせる。しかし、フレア状のホイールアーチによって、ボディは目に見えてワイドになり、巨大なタイヤも印象的だ。

リアの連続光バンドは、現在とてもトレンディなものだ。

クラシックなJDMエンジンを搭載したレストモッド

ハコサンデザインズはJDM路線に忠実に、今のところグラフィカルにしか存在しないレストモッドを、「2JZ」、「1JZ」、「3S GT」の4気筒エンジンを改造して搭載することを想定している。後者は最大500馬力を発揮する。これまた人気が出そうだ。

Text: Kim-Sarah Biehl
Photo: Hakosan Designs