2022年F1メキシコGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は13番手だった。
ビークルパフォーマンス担当チーフエンジニアのクラウディオ・バレストリは、予選日を振り返って、次のようにコメントした。
「昨日のFP2は(2023年用の)タイヤテストに当てたので、今日のFP3でここで使用するタイヤのデグラデーションについて理解を深めるために何度か走行を行い、同時に予選に向けてマシンの最適化に取り組んだ。裕毅のマシンは良いパフォーマンスを示していたが、ピエール(・ガスリー)のマシンの方には困難な部分があり、簡単なセッションではなかった」
「予選前にパフォーマンスの最適化のために、裕毅のマシンのセットアップについて通常どおりの微調整を行い、ピエールのマシンについては、いくつかパーツを換えて、タイヤの準備を最適化する戦略は異なるものを用いた」
「2台とも問題なくQ2に進んだが、Q2セッションではトップ10に入れるレベルのパフォーマンスがなく、裕毅とピエールは近いラップタイムで13番手、14番手という結果だった」
「今はレースに集中する。メキシコの標高の高さは、どのマシンのシステムにとっても非常に厳しいチャレンジになる。明日はポイントを獲得すべく、すべてのチャンスを最大限に生かすためにベストを尽くす」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
FP3 9番手(1分19秒882:ソフトタイヤ/24周)
予選 13番手(Q1=9番手1分19秒907:ソフトタイヤ/Q2=13番手1分19秒589:ソフトタイヤ)
Q3に進むことができず、少し残念です。プラクティスセッションでのペースはとても強力だったので、進出できたはずだと思っています。Q2最後のプッシュラップではトラックポジションがあまり良くなくて、マシンを適切な温度に温めることができず、そのラップが台無しになりました。
明日は、訪れるチャンスを最大限に生かして、ポイント獲得を目指す必要があります。