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 9月24日、ロードレース世界選手権のMoto3クラスに参戦しているSIC58 Squadra Corseは2023年シーズンに鳥羽海渡を起用すると発表した。

 鳥羽は2013年に全日本ロードレース選手権J-GP3クラスに参戦し、翌2014年にはアジア・タレント・カップに参戦して初代チャンピオンを獲得した。2017年からホンダ・チーム・アジアからロードレース世界選手権Moto3クラスにエントリーし、2019年まで戦った。

 そして2020年からは新天地となるRed Bull KTM Ajoに移籍するが、わずか1年でCIP Green Powerへと移籍になった。そして移籍後から今シーズンの2年間で2度の表彰台にも上がっている。

Moto3:鳥羽海渡(CIP Green Power)/2022MotoGP第16戦日本GP
Moto3:鳥羽海渡(CIP Green Power)/2022MotoGP第16戦日本GP

 計3年間KTMからの参戦を経た鳥羽は、来シーズンでMoto3クラス7年目を迎え、SIC58 Squadra Corseから参戦し、4年ぶりにホンダのマシンを駆ることになる。このチームは、かつてMotoGPクラスに参戦していた、イタリア人ライダーの故マルコ・シモンチェリの遺志を継いだチームで、2017年からの5年間は鈴木竜生も参戦しており、日本人ライダーの起用はこれで2人目となる。

 そして、現段階で2023年シーズンにおいてMoto3クラスでのシートが決定しているのは、鳥羽と鈴木、山中琉聖、古里太陽の4人となった。

2023年はSIC58 Squadra CorseからMoto3クラスに参戦する鳥羽海渡
2023年はSIC58 Squadra CorseからMoto3クラスに参戦する鳥羽海渡