シボレーが2024年の投入を予定している新型GT3カー『コルベットZ06 GT3.R』は、今週初めにゼネラルモーターズのミルフォード試験場でシェイクダウンを行い、初走行を終えた。
Sportscar365の取材によると、シボレー・コルベットZ06 GT3.Rは非公開のコルベット・レーシングのファクトリードライバーの手によって、今週火曜日にミシガン州のGM所有施設でロールアウトを完了したという。
これは、早ければ来週にも実施されると思われる、プラット&ミラー社製GT3マシンによる最初の本格的なサーキットテストに先立って行われたものだ。
初走行を終えたこの車両は、現在コルベット・レーシングがIMSA GTDプロで走らせている『シボレー・コルベットC8.R GTD』に代わって、2024年からウェザーテック・スポーツカー選手権に2台体制で参戦する予定となっている。
GTEカーのデチューン版である現行車とは異なり完全なGT3車両となる新型モデルは、Z06のロードゴーイングモデルをベースに、コルベットC8.Rと同じフラットプレーン・クランクシャフト構造を持つ5.5リッターDOHC LT6 V8エンジンを搭載する予定だ。
シボレーは計画中のIMSA GTDプロでのファクトリープログラムに加えて、同社初となる世界中のGT3コンペティション向けに「ターンキー、顧客重視」のコルベットを提供する。
Sportscar365は、シボレーがこのクルマにかなりの関心を寄せていること、各地域のサポートパッケージと計画の最終調整に取り組んでいることを理解している。