肩を落とす17号車Astemo。ワースト5独占で大不振のGRスープラBS勢「何をやればいいのかわからない」/第8戦もてぎ予選

 2022年スーパーGT最終戦、第8戦もてぎの予選。優勝すれば相手の順位に関係なくチャンピオンが決まる、いわゆる自力優勝が可能な3台のチームの1台だった17号車Astemo NSX-GTが、予選で10番手と厳しい結果で決勝を迎えることになってしまった。同じく、ポールポジションの1ポイントが必須だった14号車ENEOS X PRIME GR Supra も予選11番手でタイトル争いが完全終了。37号車KeePer TOM’S GRスープラも予選14番手と、厳しいリザルトとなってしまった。予選で悔しい結果となったドライバー、そしてチーム監督に聞いた。

GT500は5台に、GT300は6台に絞り込まれたタイトル争い。第8戦予選終了後のそれぞれの獲得ポイント

 2022年シーズンのスーパーGT最終戦となる第8戦『MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL』の公式予選がモビリティリゾートもてぎで行われ、GT500クラスはタイトル争いを繰り広げる100号車STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)が、GT300クラスは55号車55号車ARTA NSX GT3(武藤英紀/木村偉織)がポールポジションを獲得し、1ポイントを獲得した。

 第8戦もてぎ公式予選終了時点での各クラス上位のポイントランキング、そして決勝日のタイムスケジュール、TV放送/映像配信予定は下記の通りだ。熾烈極めるスーパーGTのタイトル争いを見逃すことのないようにチェックしておこう。

谷口信輝、ぶっつけ予選に「やべぇ」からの「よかった〜」。2列目から勝利を狙うメルセデス勢【第8戦GT300】

 11月5日に行われた2022スーパーGT第8戦『MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL』の公式予選。フロントロウには2台のホンダNSX GT3が並ぶ一方、セカンドロウ3番グリッドに4号車グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)、そして4番グリッドに65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)と2台のメルセデスAMG GT3が続いた。

■Q1とQ2で違うタイヤを選択した初音ミク

JSB1000でも2023年からカーボンニュートラル・フューエル導入。価格はリッター1500円、エンジンの改造は必要なし/全日本ロード

 11月5日、2022年全日本ロードレース選手権の最終戦が行われている三重県の鈴鹿サーキットでメディア発表会が行われ、2023年から全4クラスのうちJSB1000クラスのみカーボンニュートラル・フューエルを導入することが明らかになった。

 現在、さまざまなカテゴリーのモータースポーツで、カーボンニュートラルに向け動き出しており、FIMでも2024年からMotoGPやSBKで40%非化石由来原料の燃料の導入が決定されている。四輪の最高峰F1でも2022年から10%、2026年から100%の非化石由来の燃料を使用する。

タイトル争うリアライズとTANAX、2台のGT-Rに起きた波乱「黄旗が見えてフルブレーキングした」/第8戦GT300予選

 ランキング1位と3位でタイトル決戦『MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL』に乗り込んできたNISSAN GT-R NISMO GT3勢の2台。だが、ともに予選Q2で想定外の事態に見舞われ、Q1からポジションを落としてしまった。波乱の予選の裏事情を含め、両陣営に土曜日の流れを聞いた。