F1 Topic:降雨前にインターでコースインしたルクレールに大きなデメリット。フェラーリは4年前にも同じミス

 F1第21戦ブラジルGPの予選で、ハースが的確な判断でケビン・マグヌッセンの初ポールポジション獲得をサポートしたのに対して、やってはならないミスを犯してシャルル・ルクレールを予選10番手に終わらせたのがフェラーリだった。

 Q3が始まる直前、インテルラゴスに雨雲が迫っていた。ここでフェラーリはルクレールにインターミディエイト(雨用と晴れ用の中間)タイヤを履かせてコースインさせた。

F1ブラジルGP FP2:ロングランがメインのセッションでオコンがトップ。ポールのマグヌッセンは9番手

 2022年F1第21戦ブラジルGPのフリー走行2回目が行われ、エステバン・オコン(アルピーヌ)がトップタイムをマークした。2番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)、3番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は12番手だった。

 今季3回目のスプリント形式となるブラジルGP。初日のFP1は快晴の下行われたが、雨が降ったり止んだりのトリッキーなコンディションだった予選では、ケビン・マグヌッセン(ハース)がキャリア初ポールポジションを獲得するというまさかの結果となった。

F1 Topic:マグヌッセンの初ポールを支えた経験豊富なエンジニア。かつての戦友とハースでタッグ

 F1第21戦ブラジルGP予選Q3の1回目のアタックを終えた直後に、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がコースアウトして赤旗が出されたため、ピットレーンへ向かっていたケビン・マグヌッセン(ハース)は無線で、自分のポジションを確認した。すると、レースエンジニアから「君が暫定ポールポジションだよ」という信じられない答えが返ってきた。

「冗談だろ?」とつぶやくマグヌッセンに、「冗談じゃないよ。このまま予選が終わったら、今日は君がみんなに夕食をおごらなきゃならないな」と返事を送ったのが、現在マグヌッセンを担当しているマーク・スレードだった。