11月5日、三重県の鈴鹿サーキットで一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)は、2023年から全日本ロードレース選手権JSB1000クラスでカーボンニュートラル・フューエル(CNF/バイオマス由来の非化石燃料)を導入することを発表した。ところが、走行テストはまだ行われておらずエントラントからは不安の声が上がっている状態であるため、この燃料についての特性をMFJに聞いてみた。
マルク・マルケス、レプソル製再生可能燃料のテストでホンダRC213V-Sをライド/MotoGP
11月10日、MotoGPライダーのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)は、スペイン・マドリードのハラマ・サーキットで、レプソルが開発したバイオ燃料の走行テストを、MotoGPマシンとほぼ同等の性能を発揮するホンダRC213V-Sで行った。
レプソルとホンダがテストしたのは、レプソルの研究センターであるテクノロジーラボで開発中の、パフォーマンスを損なわずにCO2排出量を低減することを目的とした再生可能燃料だ。レプソルは、競技用バイオ燃料として、すでにダカールラリーで再生可能燃料、フランスF4シリーズで100%非化石由来の燃料を供給した実績がある。
JSB1000でも2023年からカーボンニュートラル・フューエル導入。価格はリッター1500円、エンジンの改造は必要なし/全日本ロード
11月5日、2022年全日本ロードレース選手権の最終戦が行われている三重県の鈴鹿サーキットでメディア発表会が行われ、2023年から全4クラスのうちJSB1000クラスのみカーボンニュートラル・フューエルを導入することが明らかになった。
現在、さまざまなカテゴリーのモータースポーツで、カーボンニュートラルに向け動き出しており、FIMでも2024年からMotoGPやSBKで40%非化石由来原料の燃料の導入が決定されている。四輪の最高峰F1でも2022年から10%、2026年から100%の非化石由来の燃料を使用する。
スーパーGTカーボンニュートラル・フューエル合同テスト、参加予定23チームが明らかに
11月7日に開催が予定されているスーパーGTカーボンニュートラル・フューエルテストの参加予定チームのリストが、モビリティリゾートもてぎのオフィシャルサイトで公開された。GT500クラスは13チームが、GT300は10チームが参加を予定している。