交通事故における曖昧な高次脳機能障害の定義 (日経BP)

交通事故後の高次脳機能障害ほど分かりにくい病態はありません。年間1000例を超える交通事故診療に取り組んでいる私たちでさえ、そのように感じます。しかも、交通事故で発症する高次脳機能障害は、脳卒中(脳梗塞やくも膜下出血)によるものとは少し異なります。 交通事故後の高次脳機能障害は、非外……

視神経炎の既往がある頭痛患者はどう鑑別する? (日経BP)

複視を伴う頭痛を主訴とした54歳男性が頭痛外来にやってきた。視神経炎の既往があることから炎症性疾患が疑われるが、はたしてどのように診断を進めればよいだろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通じて解説する。…

消化器癌患者の悪液質を改善する意味とは? (日経BP)

癌悪液質が癌治療の効果や副作用の忍容性、さらにQOLや生命予後に影響することが知られているが、実地臨床における対応は進んでいなかった。昨年、癌悪液質の特徴である体重減少と食欲不振を改善する薬剤としてグレリン様作用薬アナモレリンが承認された。これにより癌悪液質の治療は栄養療法と運動療……

胆道がん治療の最前線-外科・内視鏡治療 (日経BP)

第57回日本胆道学会学術集会と膵臓がんの患者支援団体であるNPO法人パンキャンジャパンの共催で、2022年8月25日、胆道がん市民サマーセミナーがオンラインで開催された。各分野のエキスパートが登壇し、治療の最前線について解説した。後編では、東海大学医学部消化器外科准教授高橋進一郎氏による「胆……

超高額レセプトの審査が10月診療分から厳格化 (日経BP)

政府は2022年9月30日、社会保険診療報酬支払基金法、国民健康保険法を改正し、審査の効率化を図るため、超高額レセプト(診療報酬明細書)を審査する特別審査委員会の審査対象となっている入院レセプトを2022年 11 月審査分(10月診療分)より特定機能病院と臨床研究中核病院に限り、現行の「38万点以……

肺が小さくなるのは? (日経BP)

I 胸部X線写真を見る順番 1. 条件の確認 2. 胸部X線写真─読影の順番 II 順番に胸部X線写真を見ていきましょう 1. 第一印象(パッと見) a. 肺の大きさを評価する b. 肺が大きくなるもの c. 肺(胸郭)が小さくなるもの ←今回はココ d. 左右のアンバランス 2. 骨軟部陰影:骨折、溶骨や皮下気腫 3. 縦……

梅毒の新薬はゲームチェンジャーとなった (日経BP)

「梅毒は流行期に入った。コモンディジーズとして対応しなければならないフェーズにある」。こう話すのは、松木泌尿器科医院(高松市)院長の松木孝和氏だ。2002年の開業以来、多くの性感染症に対応してきた松木氏は今、年間20例ほどの梅毒患者の診療に当たっている。梅毒診療現場の実際を聞いた(文中……

C. difficile感染症への第一選択はフィダキソマイシンへ (日経BP)

(看護roo!より) 呼吸器の論文の連載なのに、消化器感染症の論文を紹介して申し訳ないのですが、呼吸器内科病棟でも本当にClostridioides difficile感染症(CDI)は多く、結核病棟ではcommon diseaseといっても過言ではないのです1)。 この数年の変化として、CDIの治療はフィダキソマイシン(商品名……

リツキシマブは重症筋無力症の初期治療に役立つ (日経BP)

スウェーデンKarolinska大学病院のFredrik Piehl氏らは、年齢18歳以上で診断から12カ月以内の全身型重症筋無力症(MG)患者に、プレドニゾロンの標準治療に加えてリツキシマブ500mgを単回投与すると、プラセボ群に比べて16週後の症状が軽減され、レスキュー治療が必要になる頻度が減ったと報告した。結……