糖尿病合併は心房細動患者の予後不良因子 (日経BP)

非弁膜症性心房細動(AF)で直接経口抗凝固薬(DOAC)を服用している患者レジストリーの解析から、糖尿病はAF患者の予後不良因子であり、糖尿病を合併したAF患者ではカテーテルアブレーション(以下、アブレーション)を行っても予後改善は明らかではなかったという。第70回日本心臓病学会学術集会(会……

COVID-19発症から1年後までの神経学的後遺症 (日経BP)

本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。 9月19~25日に最もツイート数が多かったのは、Nature Medicine誌の論文「Long-term neurologic outcomes of COVID-19」(COVID-19発症から1年……

どのような肺癌患者に癌免疫療法による術前・術後治療を行うか (日経BP)

PD-L1発現(TC)が1%以上のII期からIIIA期の非小細胞肺癌(NSCLC)に対する術後補助療法として、抗PD-L1抗体アテゾリズマブは支持療法に比べて全生存期間(OS)を延長する傾向があることが、第3相IMpower010試験の中間解析で明らかになった。また切除可能なIIIA-IIIB期NSCLCの術前療法として、抗PD-1……

すぐ診断名を知りたがる患者に何を伝えるべきか (日経BP)

(イラスト:田渕正敏) 多くの患者にとって、医療機関を受診することにはかなりの勇気が必要です。突然激しい痛みに襲われたり高熱が出たりすれば、迷う余地もなく受診するでしょうが、長く身体の不調が続いていたとしても、何かの理由を持ち出して受診しないでおこうとするものです。 ところが、受診……

アトピー第4の外用薬、PDE4阻害薬の位置付けは? (日経BP)

2022年6月、アトピー性皮膚炎の新たな外用薬として、ホスホジエステラーゼ(PDE)4阻害薬のジファミラスト(商品名モイゼルト)が発売された。PDE4阻害薬の外用薬は国内初。アトピー性皮膚炎に対する外用薬は従来のステロイド、タクロリムス(プロトピック他)に加え、2020年には第3の選択肢として外用……

間質性肺疾患を伴うRAはCOVID-19が重症化しやすい (日経BP)

米国Mayo ClinicのGabriel Figueroa-Parra氏らは、関節リウマチ(RA)患者の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)重症化リスクについて、条件をマッチさせたRAではない対照群と比較するコホート研究を行い、一般にRA患者はCOVID-19重症化リスクが高く、特に間質性肺疾患を伴うタイプの患者が最もリス……