病理学会が先駆けて「AIの手引き」を示した理由 (日経BP)

日本病理学会は2022年7月、「病理診断支援AIの手引き」を策定し、ウェブサイト上で公開した。人工知能(AI)を活用する病理医や、病理診断支援AIの開発者向けに必要な情報を提供することを目的としたこの手引きは、医療分野でのAI活用の指針としては他領域に先駆けて策定されたものだ。日本病理学会病……

止まらない梅毒増加、性風俗が感染伝播の温床か (日経BP)

国立感染症研究所の「IDWR速報データ 2022年第35週」(9月13日公表)によると、今年に入ってからの梅毒報告例が累積で8155人となり、感染症法に基づく現行の調査が始まった1999年以降で最多を記録した(図1)。このままのペースで増加した場合、年内の1万人超えが視野に入るほど、異常な状態となってい……

患者さんに「なかったこと」にされがちなあの疾患の珍症例 (日経BP)

患者さんに病歴を確認しているとき、 医師 「いままで大きな病気になったことはありませんか?」 患者 「ありません」 医師 「この右下腹部の傷痕は何ですか?」 患者 「盲腸(虫垂炎)になりました」 という会話が繰り広げられることはまれではありません。内心『外科医に怒られるよ』と思います。「……

出生前検査連携施設、178施設が認証 (日経BP)

2022年9月12日、日本医学会の出生前検査認証制度等運営委員会が、NIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)を実施する連携施設の認証について記者会見を実施。2022年6月に認証した基幹施設169施設に加え、204施設を連携施設(暫定連携施設を含む)として認証したことが明らかになった。…

迅速抗原検査はオミクロン株で感度低下の可能性 (日経BP)

スイスBasel大学病院のKaroline Leuzinger氏らは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の迅速抗原検査キットとして利用されているRoche社とACON Laboratories社の製品を使用して、オミクロン株の検出感度について検討し、Roche社の製品はオミクロン株のBA.2とBA.5系統では以前の株よりも検出感度が低くな……

水道光熱費は1.5倍! 介護大手もインフレじわり (日経BP)

医療と介護の経営情報誌『日経ヘルスケア』では、9月号の特集「介護大手のサバイバル戦略」で、2024年度制度改正に向けて業界再編が進む介護業界を特集しました。 (株)ベネッセスタイルケア(東京都新宿区)やセントケア・ホールディング(株)(東京都中央区)、綜合警備保障(株)(ALSOK、東京都……

彼岸のあなたへ、死んだことのない私から (日経BP)

「私にとっては、死ぬことを忘れて生きることが、死ぬことよりも怖いから」 コロナが蔓延する前、ローテートしてきた研修医と同僚と一緒にギョウザ屋で飲み会をした。「先生はなんで緩和ケアを選んだんですか?」と訊かれた私はデザートの杏仁豆腐を食べて、空になったウーロン茶のグラスの氷をストロ……

訪問看護と診療所の看護師間に対立が勃発! (日経BP)

看護師2人が育児休暇から復帰して看護師が6人になったため、アラタナクリニックは念願の訪問看護ステーションを開設した。看護師を3人ずつに分け、夜間や緊急時の対応を中心に担う訪問看護チームと、診療所からの訪問診療等に同行するチームの2班に分けた。 ところが、業務が集中する時間帯が異なり、……

コロナの「終わり」見えたか 死者減少も「何度もうつワクチンでは」 (朝日新聞)

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長=2022年3月2日、スイス・ジュネーブ、WHOの会見動画から [PR] 世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は14日の会見で、新型コロナウイルスについて「(世界的大流行の)終わりが見えている」と述べた。収束が近づいているとの認識を示した発言をどうみ……