COVID-19との同時流行を想定し、検査キットの活用を (日経BP)

2020/21シーズン以降、我が国では流行が見られていないインフルエンザ。一方、海外に目を向けると、2022年は北米やオセアニアでインフルエンザの流行が観察され、日本でも2022/23シーズンの流行に対する警戒感が高まっている。さらに、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第8波の出現が懸念されて……

フタエノキワミ、アッー(除細動)!! (日経BP)

「るろうに剣心」という漫画があります。若い人は映画しか見たことがないかもしれませんが、当時の少年たちは夢中になって読んだものです。今35歳くらいの男性は、小学生のころ、絶対に傘で天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)をやっているはずです。ちなみに僕のようなアラフォー男子組は全員、傘……

サル痘は潜伏期間中に感染が広がりやすい (日経BP)

英国保健安全保障庁のThomas Ward氏らは、2022年に英国で起きたサル痘アウトブレイク時のウイルスの伝播動態を分析し、推定される潜伏期間よりも、1次感染者の発症から2次感染者の発症までの発症間隔の方が短いことから、発症前の感染者からの2次感染が多く発生したと考えられると報告した。結果は2022……

医師は余命短縮部分の損失回避にこだわりすぎ? (日経BP)

患者と医療者の関係が崩れやすい場面の1つが意思決定時だとされる。インフォームド・コンセントによる意思決定が当たり前になった現在だが、そこにある誤解とすれ違いが原因となっているようだ。このたび、医療において行動経済学的視点で患者や医師の考え方を解き明かす大阪大学大学院人間科学研究科……

患者の判断能力が不十分、医療行為の同意は誰から? (日経BP)

「手術などを行う際、当院では、これまでは患者が20歳以上であれば親の同意は不要としていましたが、法改正により、親の同意が不要となる年齢は『18歳以上』となったのでしょうか」──。2022年4月1日、改正された民法が施行され、成人年齢が20歳から18歳へと引き下げられました。これを受け、上記のよ……

感染対策向上加算への移行で86%が増収 (日経BP)

2022年度診療報酬改定は、「新型コロナウイルス感染症等にも対応できる効率的・効果的で質の高い医療提供体制の構築」と、「安心・安全で質の高い医療の実現のための医師等の働き方改革等の推進」を重点課題として行われた。 独立行政法人福祉医療機構では実態把握のため、2022年5~6月にかけて融資先……

結核の代わりに急増している呼吸器感染症 (日経BP)

最新のデータ(2021年結核登録者情報調査年報集計結果)によると、国内の結核罹患率は10万人当たり9.2人と「低まん延国」化が達成されました。非常に喜ばしいことです。 コロナ禍において、実は世界の結核死者数は増加に転じています(参考記事:結核の死者数が世界的に増加、何か起きた?)。この参考……

実地診療とはなかなか思い通りにいかないものだ (日経BP)

医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。…

電子処方箋、安全で無駄のない処方に有用だが… (日経BP)

2023年1月の運用開始が予定されている電子処方箋。医師による処方時には、重複投薬・併用禁忌チェック、電子署名、処方内容控えの交付を行うといった変更点が生じる(前編はこちら:電子処方箋の登場で処方の流れはどう変わる?)。では具体的に、電子処方箋の導入は医師や患者にどのようなメリットを……