ABS付きで“政治が絡む”GT3に興味なし。トップアマのベン・キーティング、2023年でWEC参戦は終了へ

 2022年のWEC世界耐久選手権LMGTEアマクラス王者となったベン・キーティングは、新たにシボレー・コルベットC8.Rを走らせることになる2023年シーズンが、WECフル参戦最後の年になる見込みであることを明らかにした。

ポルシェLMDhに加入か。ニック・タンディが2022年限りでコルベット・レーシング離脱へ/WEC

 11月に開催されるWEC世界耐久選手権の2022年シーズン最終戦バーレーン8時間レースをもって、ニック・タンディが2年間を過ごしたコルベット・レーシングを去ることが明らかになった。

コルベットC8.Rの2023年WEC参戦継続が決定。ベン・キーティングを擁しLMGTEアマクラスへ

 2022年シーズンをもってLMGTEプロクラスが終了となるWEC世界耐久選手権。現在参戦するポルシェ、フェラーリが2023年以降、最高峰ハイパーカークラスでの活動へと移っていくなか、シボレー・コルベットC8.Rの動向が注目されていたが、この度、来季もC8.Rを用いて唯一のGTカテゴリーとなるLMGTEアマクラスへ参戦することが決定された。

 ドライバーにはテキサス出身のトップアマチュア、ベン・キーティングを起用する。キーティングは現在、LMGTEアマクラスにTFスポーツのアストンマーティン・バンテージAMRで参戦、最終戦を前にポイントランキング首位に立っている。