コルベット新型GT3、カスタマー供給は北米チームから。欧州他への全面展開は2024年末以降に

 GMスポーツカーレーシング・プログラムマネージャーのローラ・ウォントロップ・クラウザーによると、シボレーは、2024年のデイトナ24時間でレースデビューを予定している『シボレー・コルベットZ06 GT3.R』について、まずは自国アメリカのカスタマーに焦点を当て、ヨーロッパやその他地域への完全展開は2024年末か2025年初めになることを想定しているという。

 コルベット・レーシングを運営するプラット&ミラー社製の新型GT3マシンは、先日ミド・オハイオで初のサーキットテストを終えた。この新型コルベットGT3は、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権とファナテック・GTワールドチャレンジ・アメリカ・パワード・バイ・AWSにおいて最初の存在感を示すように設定され、その後ほかの地域やシリーズを追加する予定となっている。

【動画】コルベット・レーシング、開発中の『Z06 GT3.R』初公開。外装はカモフラージュ

 コルベット・レーシングは10月6日、2024年の市場投入に向けて現在開発を行っている新型GT3マシン『シボレー・コルベットZ06 GT3.R』をシェイクダウン映像によって初めて公開した。

 シボレーが製作する最初の“コルベットGT3”であるこのクルマは、将来の登場がアナウンスされた際にティザーイメージが公開されたものの、実車の姿はこれまで一度も出てこなかった。

2024年登場予定の新型GT3『コルベットZ06 GT3.R』がシェイクダウン/IMSA

 シボレーが2024年の投入を予定している新型GT3カー『コルベットZ06 GT3.R』は、今週初めにゼネラルモーターズのミルフォード試験場でシェイクダウンを行い、初走行を終えた。

 Sportscar365の取材によると、シボレー・コルベットZ06 GT3.Rは非公開のコルベット・レーシングのファクトリードライバーの手によって、今週火曜日にミシガン州のGM所有施設でロールアウトを完了したという。