アルピーヌ加入は「キャリアのなかで最良の判断」とドゥーハン。F1に近づいたと語るも、2023年はF2に専念

 ジャック・ドゥーハンは、アルピーヌのアカデミーに加入したことを「自分のキャリアで最良の決断」だと認めている。これにより2024年にF1に昇格できる可能性があるからだ。

 ドゥーハンは2017年にレッドブル・ジュニア・チームに参加したが、昨年末に離脱してアルピーヌ・アカデミーに加入した。そして今年はビルトゥジ・レーシングからFIA F2選手権に参戦。ドゥーハンは3回の優勝と6回の表彰台を獲得した。アルピーヌはドゥーハンの育成スピードを速めることを決め、メキシコGPとアブダビGPのフリー走行1回目に彼を起用した。

ガスリーがアルピーヌデビュー「素晴らしい気分」で初走行完了。チーム首脳も仕事ぶりを称賛/F1アブダビテスト

 ピエール・ガスリーは、11月22日にヤス・マリーナ・サーキットで行われたF1アブダビテストでのアルピーヌF1デビューを存分に満喫し、チームの「印象強い」2022年型マシン『A522』で走行した後、「素晴らしい気分」で1日を締めくくった。

ドゥーハンがFP1で初走行「素晴らしい経験。グランプリ週末に走ったことは永遠に忘れない」/F1第20戦金曜

 アルピーヌは、2022年F1第20戦メキシコGPのフリー走行1回目に育成ドライバーのジャック・ドゥーハンを起用した。ドゥーハンがFP1に出走したのは、これが初めてだ。

 2021年にF3でランキング2位という成績を残し、今年アルピーヌ・アカデミーの一員となったドゥーハン。今シーズンはFIA F2に参戦しており、最終戦アブダビを前にドライバーズランキング4位につけている。

アルピーヌF1、FP1に育成ドライバーのジャック・ドゥーハンを起用へ。メキシコ&アブダビで走行

 アルピーヌF1チームは、F1第20戦メキシコGPと最終戦アブダビGPの金曜プラクティス1で、育成ドライバーのジャック・ドゥーハンを走らせることを発表した。F1チームはシーズンに最低2回、FP1に若手ドライバーを起用することが義務付けられている。

 アルピーヌ・アカデミーに所属するドゥーハンは、メキシコではエステバン・オコンのA522に乗るという。チームは9月にモンツァでフィルミングデー走行を実施、ドゥーハンはそこで2022年型マシンを経験済みだ。さらに今年は昨年型A521でのプライベートテストにも参加しており、5月にはカタール、6月にはモンツァ、9月にはブダペストで走った。

2023年ドライバーを探すアルピーヌF1、テストにジョビナッツィを起用へ。4人のドライバーが2021年型A521で走行か

 積極的にF1旧型マシンでのテストを実施しているアルピーヌは、次戦シンガポールGP前にハンガリーで行うテストで、4人のドライバーを走らせる予定であると考えられている。

 アルピーヌは、2023年のF1デビューに向けて現リザーブドライバーであるオスカー・ピアストリのため、昨年型A521を使ったプライベートテストを頻繁に行うことを計画していた。しかしピアストリが来年マクラーレンに移籍することが決定したため、プランを変更することを決めた。今後のテストはピアストリを乗せずに実施、他のドライバーを起用する予定で、ジュニアドライバーのジャック・ドゥーハン、ビクトール・マルタンス、カイオ・コレらが候補となる。