【レースフォーカス】リンスが飾った、ラストレースでのスズキの最後の勝利/MotoGP第20戦バレンシアGP

 バレンシアGPでアレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)は、優勝によってまさに有終の美を飾った。2022年シーズンをもってMotoGPを撤退するスズキにとって、間違いなく素晴らしいレースとなり、劇的な終わり方だった。

バニャイアがチャンピオンに輝き、ドゥカティに2007年以来のタイトルをもたらす。優勝はスズキのリンス/第20戦バレンシアGP

 11月6日、MotoGP第20戦バレンシアGPの決勝レースがスペインのリカルド・トルモ・サーキットで行われ、フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が9位でフィニッシュし、2022年シーズンのMotoGPチャンピオンを獲得した。レースは、今季をもってMotoGPから撤退するアレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)が優勝を飾っている。

ダニロ・ペトルッチがスズキからMotoGPに参戦。ジョアン・ミルは欠場/第17戦タイGP

 9月27日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているチーム・スズキ・エクスターは、9月30~10月2日にチャン・インターナショナルサーキットで開催される第17戦タイGPで負傷しているジョアン・ミルの代役にダニロ・ペトルッチを起用すると発表した。

ジョアン・ミル、第15戦アラゴンGPと第16戦日本GPを欠場「予想以上に痛みがある」/MotoGP

 9月17日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているチーム・スズキ・エクスターは、ジョアンミルが第15戦アラゴンGPおよび第16戦日本GPを欠場することを発表した。

 ミルは、第13戦オーストリアGPの決勝で今季11度目の転倒を喫した際に、右足首の距骨に小さな骨折と、距骨靭帯の損傷が確認され、15日間の安静必要となった。そのため第14戦サンマリノGPを欠場し、渡辺一樹が代役参戦を務めていた。