トヨタ、全日本ラリー最終戦は3位4位フィニッシュ「さらに進化し、高みを目指したい」と勝田範彦

 10月14~16日、岐阜県高山市を拠点にJRC全日本ラリー選手権第8戦『第49回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2022』が開催され、TOYOTA GAZOO Racingの勝田範彦/木村裕介組(トヨタGRヤリスGR4ラリー)が総合3位表彰台を獲得した。また、チームメイトの眞貝知志/安藤裕一組(トヨタGRヤリスGR4ラリー)も総合4位に続き、チームは2台揃っての入賞で2022年シーズンを締めくくった。

 昨年よりGRヤリスをベースとする『トヨタGRヤリスGR4ラリー』を全日本ラリー選手権に投入し、最上位カテゴリーであるJN1クラスを戦っているTOYOTA GAZOO Racing。ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ今季は、移籍後即王座を獲得した勝田が第3戦久万高原と第7戦ラリー北海道で勝利を挙げたものの、前戦を終えた時点でライバルのヘイキ・コバライネン(シュコダ・ファビアR5)がチャンピオンを確定させ、王座防衛とはならなかった。

GRヤリスでラリー北海道2連覇達成の勝田範彦「チームに心から感謝」/全日本ラリー第7戦

 9月9日(金)から11日(日)にかけて、JRC全日本ラリー選手権の2022年シーズン第7戦『RALLY HOKKAIDO(ラリー北海道)』が北海道帯広市を拠点に開催され、TOYOTA GAZOO Racingの勝田範彦/木村裕介組(トヨタGRヤリスGR4ラリー)が2年連続となる総合勝利を飾った。一方、TGRのチームメイトである眞貝知志/安藤裕一組(トヨタGRヤリスGR4ラリー)はアクシデントにより、リタイアとなった。

 全8戦で争われている2022年の全日本ラリーは、前戦のラリー・カムイから約2カ月のインターバルを挟み、同じく北海道が戦いの舞台となる第7戦迎えた。昨年の大会で勝田が勝利を収めているこのイベントは今季2度目のグラベル(未舗装路)イベントであり、同時に最後のグラベル戦でもある。

ヘイキ・コバライネン、全日本ラリーJN1初戴冠。第7戦北海道を制したのはGRヤリス駆る勝田範彦

 9月9~11日、JRC全日本ラリー選手権第7戦『RALLY HOKKAIDO(ラリー北海道)』が北海道帯広市を中心に開催され、TOYOTA GAZOO Racingの勝田範彦/木村裕介組(トヨタGRヤリスGR4ラリー)が大会2連覇を達成した。また、同ラウンドでは今季5勝を挙げているヘイキ・コバライネン/北川紗衣組(AICELLOラックDL速心FABIA)がJN1クラスのシリーズチャンピオン獲得を決めている。

 前戦のラリー・カムイから約2カ月の間隔を開けて行われた全日本ラリー第7戦。全8ラウンドで争われる2022年シーズンの終盤戦のひとつであるラリー北海道は、今季2戦目のグラベルラリーだ。3年ぶりに有観客での開催となったラリーはレッキから天気に恵まれ、競技が行われた土日の2日間もドライコンディションが保たれた。