11月22日、2022年F1最終戦の開催地であるアブダビのヤス・マリーナ・サーキットでF1全10チームが参加する2023年用タイヤテストが実施された。ハースF1チームからは来季F1復帰を果たすニコ・ヒュルケンベルグと、若手枠からピエトロ・フィッティパルディが走行した。
“スーパー・サブ”ヒュルケンベルグ、経験と知識を買われてF1復帰が実現。アブダビテストでハース初走行へ
ハースF1チームは、2023年にミック・シューマッハーに代わり、ベテランのニコ・ヒュルケンベルグをレースドライバーとして起用することを決定、ヒュルケンベルグとケビン・マグヌッセンの経験豊富なドライバーラインアップに大きな期待を寄せている。この数年は“スーパー・サブ”としてF1にスポット参戦してきたヒュルケンベルグは、2019年末以来のレギュラードライバーへの復帰を果たすことになった。
ハースF1の候補に挙がったヒュルケンベルグ、シート獲得は「僕が決められることではない」と語るも楽観的な姿勢
F1のベテランドライバーであり、スーパーサブのニコ・ヒュルケンベルグは、2023年シーズンにF1に復帰するチャンスについて「比較的楽観的」でいると述べている。
現在アストンマーティンのリザーブドライバーを務めるヒュルケンベルグは、具体的な目標としてハースの名を挙げることはしなかったが、ハースは2023年の空きシートがまだある唯一のチームだ。
アルファタウリF1にデ・フリース、アルピーヌにガスリーで決着か。残りの空席ふたつに噂される4人の候補
レッドブルは、イタリアGPで鮮烈なF1デビューを飾ったニック・デ・フリースとの間で、2023年のアルファタウリ加入について大筋において合意したとの説が持ち上がっている。レッドブルの関係者からの情報によると、デ・フリースとは2023年からの2年契約を結び、それによってピエール・ガスリーはアルピーヌ移籍が可能になるという。それが事実であれば、2023年のF1空きシートを持つのはウイリアムズとハースのみということになる。
レッドブルとデ・フリースとの契約にはこれから詰める必要がある詳細事項が多数残っている。さらにデ・フリースは今週アルピーヌA521でのテストの予定もあるため、合意がなされたという話が事実だとしても、まだ発表の段階ではないだろう。