TGR WRCチャレンジプログラム2期生、今季最後のラリーは厳しい結果に。完走は大竹のみ

 10月28~29日、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラム2期生である大竹直生、小暮ひかる、山本雄紀の3名は、2022年のプログラムの最終戦としてフランスのターマック(舗装路)ラリー『クリテリウム・デ・セヴェンヌ』に参戦した。結果は大竹がラリー4クラス14位で完走。小暮と山本はリタイアとなった。

 ラリーの本場であるヨーロッパで修行中の3名にとって、今回のラリーは欧州ラリー6戦目。ターマックでのイベントは9月に出場したイタリアの『ラリー・サンマルティーノ・ディ・カストロッツァ』以来、2度目の挑戦となった。

歴史に残る名勝負。タイトルを争うグロンホルムとローブがニュージーランドで激突【WRC Topic】

 2022年9月29日から10月2日にかけて、ラリー・ニュージーランドが10年ぶりにWRC世界ラリー選手権の一戦として開催される。そこで思い出されるのが、2007年のラリー・ニュージーランドで繰り広げられた、マーカス・グロンホルム(フォード)とセバスチャン・ローブ(シトロエン)のふたりによる大接戦だ。グロンホルムが0.3秒差でローブを下し優勝したそのラリーは、WRCの歴史に残る名勝負だった。

 2007年のニュージーランドは、シーズン第11戦として8月末から9月の第1週にかけて開催された。2007年は年間16戦という非常に長いシーズンで、グロンホルムとローブが激しくドライバー選手権を争っていた。

TGR WRCチャレンジプログラム2期生がイタリアのターマックラリーに参戦。3台揃って完走果たす

 TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムの2期生である、大竹直生、小暮ひかる、山本雄紀の3名が9月9~10日、イタリア北部で開催された『ラリー・サンマルティーノ・ディ・カストロッツァ』に参戦し、全員がラリーを完走した。

 3選手が出場したラリー・サンマルティーノ・ディ・カストロッツァは、イタリア・ターマックラリー選手権の一戦。イタリア北部に位置するトレンティーノの山岳部を舞台に、9日(金)と10日(土)の2日間に計5本SSで争われた。SSの合計距離は92.29kmだ。