フィリップ・アイランド・サーキットで2022年MotoGP第18戦オーストラリアGPが開催されている10月14・15日、レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスは新しい空力パーツを装備したホンダRC213Vでフリー走行を走った。
2019年日本GP以来となるポール獲得のM.マルケス、ウエットコンディションに得たチャンス/MotoGP第16戦日本GP
日本GPの予選は天候に翻弄された。午前中のセッションからウエットコンディションとなり、Moto2クラスの予選Q2中に雷雨により赤旗中断。降り続く激しい雨によってMotoGPクラスのフリー走行3回目はなくなり、天候とコンディションの回復を待って、当初のスケジュールから約1時間遅れて予選がスタートした。
コンディションは当然、フルウエット。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)を始め、濡れた路面に足元をすくわれるライダーがいる中で、マルケスはQ2中盤にトップタイムを記録すると、さらに終盤には1分55秒214をたたき出して、ポールポジションを獲得したのだった。これはマルケスにとって今季初であるだけではなく、3年ぶりのポールポジションでもあった。マルケスがこれ以前、最後にポールポジションを獲得したのは、奇しくも2019年の日本GP。そしてまた、ホンダにとっても今季初のポールポジションでもあった。