新たな御殿場巨大工場で『CARGUY NIGHT』がド派手に開幕! スーパーカーが集結

 11月19日、GTワールドチャレンジ・アジアやヨーロピアン・ル・マン・シリーズ等で活躍するCARGUY Racingが、静岡県小山町に購入した新たなファクトリー『御殿場巨大工場』を使って、チーム代表である木村武史が社長を務める株式会社ルーフ、さらにCARGUYとともにモータースポーツやクルマ業界に携わる仲間、さらには一般のクルマ好きの一般のファンも招き、『CARGUY NIGHT』と題したパーティを開催した。

CARGUYが11月19〜20日にクルマ好き&レース好きが集うイベントを開催。エントリー受付中

 ヨーロピアン・ル・マン・シリーズやGTワールドチャレンジ・アジアに挑戦、スーパーGT GT300クラスにはPACIFIC CARGUY RACINGとして参戦するなど、幅広い活躍をみせるCARGUY Racing。そんなチームをドライバーとして率いる木村武史が、CARGUYとして2日間に渡るビッグイベントを開催する。

接触相手との再戦を“WEC富士で盗んだワザ”で制した木村武史。カーガイ、望外のアジア王座に歓喜/GTWC岡山

 9月24〜25日に岡山県の岡山国際サーキットで第9・10戦が行われたファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイAWS。最終ラウンドとなる岡山戦の土曜日、第9戦でジャパンカップのタイトルを決めたカーガイ・レーシングの木村武史は「日曜日もクリーンなバトルで終わりたい」と話していた。

 残るGT3オーバーオール、つまりGTWCアジアにおける最高峰タイトルを争う相手は、トリプルエイトJMR99号車メルセデスAMG GT3のH.H.プリンス・アブドゥル・ラーマン・イブラヒム/ニック・フォスター組。木村も、コンビを組むケイ・コッツォリーノも、土曜日のレース後には「ジャパンカップだけで充分。アジアタイトルも獲れたら、それはでき過ぎ」とは話していたが、3ポイント差に迫る99号車と接戦の最終決戦が繰り広げられる予感は、ひしひしと漂っていた。

 だが、迎えた第10戦で待っていたのは「クリーンなレース」という言葉とは正反対の波乱だった。

GTWCアジアは「スーパーGTより疲れる」と藤波清斗。タイトル決めたカーガイ木村武史は「でき過ぎです」

 岡山国際サーキットで9月24日に行われたGTワールドチャレンジ・アジア第9戦は、ヨギボー・レーシング27号車フェラーリ488 GT3(横溝直輝/藤波清斗)が今季2勝目を飾った。結果を見ればポール・トゥ・ウインだが、決して“楽勝”ではなかったという。

 金曜日の走行ではなかなかペースをつかむことができず、リズムに乗り切れずにいたというヨギボー陣営。「昨日はどうしようかと思ったけど、チームがセットアップを変えてくれて、予選で前に行けたのが大きかった」と横溝は振り返る。