CARGUY Racingの2日間に渡るイベントは盛況に終わる。雨でも多くのクルマ好きが満喫

 11月20日、GTワールドチャレンジ・アジアやヨーロピアン・ル・マン・シリーズ等で活躍するCARGUY Racingが、静岡県小山町の富士スピードウェイショートコースで、『CARGUY RUN』と題したイベントを行った。レーシングチーム単独のイベントとしてはなかなか類をみないほどの大規模なイベントで、集まった多くのクルマ好きがイベントを楽しんだ。

新たな御殿場巨大工場で『CARGUY NIGHT』がド派手に開幕! スーパーカーが集結

 11月19日、GTワールドチャレンジ・アジアやヨーロピアン・ル・マン・シリーズ等で活躍するCARGUY Racingが、静岡県小山町に購入した新たなファクトリー『御殿場巨大工場』を使って、チーム代表である木村武史が社長を務める株式会社ルーフ、さらにCARGUYとともにモータースポーツやクルマ業界に携わる仲間、さらには一般のクルマ好きの一般のファンも招き、『CARGUY NIGHT』と題したパーティを開催した。

【動画】GTWCアジア第3ラウンド富士を訪問。“漢気”みせた前澤友作さんがレースに大興奮

 7月22〜24日、静岡県の富士スピードウェイで開催されたファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSの第3ラウンド。シリーズにフル参戦していたYogibo Racingは、前週に鈴鹿サーキットで行われた第2ラウンドのレース1で、スタート直後に接触されクラッシュを喫し大ダメージを負っていた。翌日のレース2に間に合わせるべく動いたチームの“あきらめない気持ち”に“漢気”で応えたのが、あの前澤友作さん。自らのフェラーリ488 GT3が戦う様子を応援するべく、富士に訪れた前澤さんの様子が動画で公開されている。

激闘終えたGTワールドチャレンジ・アジア。“全15種”におよぶ2022年クラスタイトル獲得者一覧

 9月25日に岡山国際サーキットで行われた第10戦をもってシーズン終了となった2022年のファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイAWS。マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットを皮切りに、鈴鹿サーキット、富士スピードウェイ、スポーツランドSUGO、そして岡山と日本の4サーキットを転戦し、各週末60分の決勝レースを2回開催、トータル10レースで選手権が争われた。

 最終レースまで続いたタイトル争いの結果、GT3カテゴリーのオーバーオール(総合)ドライバー選手権は、カーガイ・レーシングの木村武史&ケイ・コッツォリーノが獲得。アジアチャンピオンに輝くこととなった。

 カテゴリー(GT3、GT4)ごとに、ドライバー構成によるクラス分けが行われていること、そして“選手権のなかの選手権”という位置付けで、日本開催の4ラウンドにおいてJAFライセンスを持つドライバーが争う『ジャパンカップ』のタイトルが設けられたことから、GTWCアジアのランキングはじつに15種も存在する。ここでは各カテゴリー・クラスにおける、2022シーズンのタイトル獲得者を整理してお伝えしよう(一覧は記事末尾)。

“GT3あるある”を回避せよ。初表彰台を得たマクラーレン澤圭太が語る戦いのキモとGTWCアジアへの提言

 9月24日に岡山国際サーキットで開催されたファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイAWS第9戦。メインカテゴリーとも言えるGT3プロ/アマクラスの表彰台には、タイトルを争うカーガイ・レーシング、トリプルエイトJMRとともに、ABSSAモータースポーツの小泉洋史と澤圭太が立った。マクラーレン720S GT3でジャパンカップにエントリーするABSSAにとっては、今季最終ラウンドで念願の初表彰台を手にした形だ。

接触相手との再戦を“WEC富士で盗んだワザ”で制した木村武史。カーガイ、望外のアジア王座に歓喜/GTWC岡山

 9月24〜25日に岡山県の岡山国際サーキットで第9・10戦が行われたファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイAWS。最終ラウンドとなる岡山戦の土曜日、第9戦でジャパンカップのタイトルを決めたカーガイ・レーシングの木村武史は「日曜日もクリーンなバトルで終わりたい」と話していた。

 残るGT3オーバーオール、つまりGTWCアジアにおける最高峰タイトルを争う相手は、トリプルエイトJMR99号車メルセデスAMG GT3のH.H.プリンス・アブドゥル・ラーマン・イブラヒム/ニック・フォスター組。木村も、コンビを組むケイ・コッツォリーノも、土曜日のレース後には「ジャパンカップだけで充分。アジアタイトルも獲れたら、それはでき過ぎ」とは話していたが、3ポイント差に迫る99号車と接戦の最終決戦が繰り広げられる予感は、ひしひしと漂っていた。

 だが、迎えた第10戦で待っていたのは「クリーンなレース」という言葉とは正反対の波乱だった。

星野/藤井組アストンが今季2勝目。カーガイは1周目に接触もアジア王者に輝く/GTWCアジア第10戦岡山

 9月25日(日)、岡山県の岡山国際サーキットでファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイAWS第5ラウンドのレース2となる第10戦の決勝が行われ、ポールポジションからスタートした星野敏/藤井誠暢組Dステーション・レーシングの777号車アストンマーティン・バンテージAMR GT3が終始レースをリードし、シーズン2勝目を飾った。

 オープニングラップの接触によりポイント圏外へと脱落した木村武史/ケイ・コッツォリーノ組カーガイ・レーシング777号車フェラーリは、アクシデント後も走行を続けて完走。ライバルの前でフィニッシュし、GT3カテゴリーのオーバーオール・タイトルを獲得している。

GTWCアジアは「スーパーGTより疲れる」と藤波清斗。タイトル決めたカーガイ木村武史は「でき過ぎです」

 岡山国際サーキットで9月24日に行われたGTワールドチャレンジ・アジア第9戦は、ヨギボー・レーシング27号車フェラーリ488 GT3(横溝直輝/藤波清斗)が今季2勝目を飾った。結果を見ればポール・トゥ・ウインだが、決して“楽勝”ではなかったという。

 金曜日の走行ではなかなかペースをつかむことができず、リズムに乗り切れずにいたというヨギボー陣営。「昨日はどうしようかと思ったけど、チームがセットアップを変えてくれて、予選で前に行けたのが大きかった」と横溝は振り返る。

ヨギボー・レーシングのフェラーリがポール・トゥ・ウインを飾る/GTWCアジア第9戦岡山

 9月24日(土)、岡山県の岡山国際サーキットでファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイAWS第5ラウンドのレース1となる第9戦の決勝が行われ、横溝直輝/藤波清斗組ヨギボー・レーシングの27号車フェラーリ488 GT3が第7戦以来となる今季2勝目を飾った。

TikTokアーティストとGMの重鎮が異色コラボ。ド派手なコルベットに込められた“想い”/GTWCアジア

 岡山県の岡山国際サーキットで行われているファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSの第5ラウンド(9月24・25日決勝)には、既報のとおり2車種の初登場マシンが参戦している。

 そのうちの1台、ビンゴ・レーシングが投入している44号車コルベットC7 GT3-R(BANKCY/武井真司)は、2019年に開催されたスーパーGT×DTM特別交流戦での『auto sport web Sprint Cup』以来の登場となるC7 GT3-Rということ、またその“目立ち度抜群”のカラーリングで、すでに多くの注目を集めている。

 久々にこの車両を投入した経緯、そして特徴的なカラーリングにはどんな意図が込められているのだろうか。金曜日のパドックでチームを率いるジェントルマンドライバーの武井に実情を聞くと、想像以上に『大きなプロジェクト』であることが浮かび上がってきた。