過去6年間で5回目の戴冠。“絶対王者”ヨハン・クリストファーソンが王座獲得/WorldRX第8-9戦

 10月29~30日にスペインを代表するF1サーキット、バルセロナ特設トラックで争われた2022年WorldRX世界ラリークロス選手権第8-9戦は、ダブルヘッダーの土曜こそ2019年チャンピオンの意地を見せたティミー・ハンセン(ハンセン・ワールドRXチーム/プジョー208 RX1e)が今季初勝利を飾ったものの、続く日曜は一転。

 全者条件横並びの電動化初年度となる今季も、引き続き快進撃を続ける“絶対王者”ヨハン・クリストファーソン(KMS/フォルクスワーゲンRX1e)がキャリア通算34勝目を手にし、最終戦を残して過去6年間で5回目のドライバーズタイトル獲得を決めてみせた。

王者が土曜制覇で4連勝も、グロンホルムが記録更新阻止の電動化時代初勝利/WorldRX第4-5戦

 9月17~18日にポルトガルのモンタリグレで開催されたダブルヘッダー戦、2022年WorldRX世界ラリークロス選手権第4戦/第5戦は、土曜こそ“絶対王者”ヨハン・クリストファーソン(KMS/フォルクスワーゲンRX1e)が制し開幕からの連勝を『4』まで伸ばしたものの、日曜は勝負を焦った勢いでティミー・ハンセン(ハンセン・ワールドRXチーム/プジョー208 RX1e)を撃墜、10秒のタイム加算ペナルティを受けることに。

 代わって今季よりラリークロスへの新規参入を果たしたコンストラクション・イクイップメント・ディーラーチーム(CEディーラーチーム)から参戦の、ニクラス・グロンホルム(PWR RX1e)が今季初勝利を飾り、クリストファーソンの無敗記録がついに終わりを告げることになった。