F1モナコGPが存続のために受け入れた条件。多数の特権を諦め、3年契約を結ぶ

 9月20日、F1モナコGPについて新たな開催契約が結ばれ、2025年までの3年間、継続することが発表された。しかし伝統のこのグランプリをカレンダーに残すために、主催者側はF1が要求する厳しい条件を受け入れなければならなかった。

 プロモーターが支払う料金、サーキット周辺の広告、地元局によるテレビ放映、パドックおよびガレージエリアのセキュリティなどについて、モナコ自動車クラブ(ACM)とF1の間で話し合われた。

F1モナコGP継続が決定。2025年までの新たな3年契約締結が発表

 フォーミュラ1は、9月20日、モナコ自動車クラブとF1モナコGP開催についての新たな3年契約を結び、同グランプリを2025年まで開催することが決定したと発表した。

 モンテカルロのストリートサーキットでの伝統のグランプリは今年で契約が終了し、カレンダーに残るのかどうか定かではない状況が続いていた。モナコGP継続を切望する声が高まるなか、F1は2023年カレンダー発表に先立ち、モナコと2025年までの開催契約を結んだことを明らかにした。来年、モナコGPは第8戦として5月28日に開催される。